ブラックアウトを思い出して…停電対策の売れ筋は?身近で有効な手段を専門家解説
6年前の北海道胆振東部地震で発生したブラックアウト。みなさんの停電対策は万全ですか。
2018年9月6日未明。北海道で初めて最大震度7を観測した胆振東部地震。
地震発生から18分後には、北海道内のほぼ全域となる295万戸が停電。
いわゆる”ブラックアウト”が発生しました。
冷蔵庫の食材が悪くなったり、道路の信号が止まって車に乗ることができなかったり…
「電気って何にでも使うんだ」
そう思った人も多いはず。
6年前の大規模停電を教訓に、私たちはどんな準備をするべきなのか?ブラックアウトへの備えを考えます。
【特集】“じぶんごと”防災
停電時の備えとして、どんな商品が売れているのか。札幌市内の100満ボルト 札幌清田店をのぞいてみました。
こちらのお店で売れているのが、電気を溜めておくことができる大容量のバッテリー「ポータブル電源」です。
売れ筋は1500Wクラスの商品で、1回の充電で冷蔵庫などの家電製品を1日程度使うことができます。
2024年は全国で自然災害が相次いでいることから、問い合わせが増えています。
高いものでは20万円を超えますが、さらにポータブル電源につなげる、4~5万円のソーラーパネルを一緒に購入する人もいるといいます。
また、災害対策に詳しい専門家・日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏教授は、ポータブル電源のほかにも、車のシガーソケットから電源を確保する方法も有効だと話します。
「車に1500Wのソケットを装備している車が増えてきたので、車にガソリンさえ入っていれば電源は維持できる」
■ポータブル電源
・価格帯 4~25万円
・出力が1500Wの場合、スマホなら約55回充電可能、電子レンジなら約50分使用可能、冷蔵庫なら約1日使用可能
■災害時に役立つもの
・カセットボンベ…カセットコンロ、ストーブ、発電機に使用可能
⇒1週間あたり 1人約6本必要
改めて、自分の家庭では何が必要なのか、点検する機会にしてみてはいかがでしょうか。
【特集】“じぶんごと”防災
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月5日)の情報に基づきます。