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<コラム>『いちばんすきな花』4人を通じての“美鳥”(田中麗奈)を描くからこそ、どうしようもなく心が動かされてしまう!

フジテレビュー!!

<コラム>『いちばんすきな花』第8話

俺にもスティックパン、食わしてぇぇぇぃぃぃぇぇいえぇいえーーー?!?!!

大変申し訳ございません。

今回の、激動の第8話、見終わった瞬間の感想が、まさかそれかよ!?なのは重々承知です。だけどそんなこと、僕が一番わかってます(知らんがな)。わかってはいるんですが、叫ばないと前へ進めないので(なぜ?)、初っ端から、叫ばせていただきました。

僕も40年近く生きてきて(僕、40だったんだ…おい!)、あそこまでスティックパンを欲した瞬間、ないですよ?むしろ、僕にとってスティックパンなんて、好きでも嫌いでもない、ただの小腹を満たすだけの存在(言い方!)、だったはずなのに、あれだけ、スティックパンを、愛おしそうに、操ってしまう人物を目の前にしたら、僕だって、いや俺だって(なぜ言い方変えた)、スティックパン、食わしてぇぇぇぃぃぃぇぇいえぇいえーーー?!?!!ってなりますよ???

あぁ、俺も、スティックパンが食べたい!!スティックパンが、食べたい!!!でも、俺は、ただスティックパンを、食べたいだけじゃないんだ!!スティックパンを!あの椿(松下洸平)から!!あの、こともなげな、あの感じで!!!スティックパンを!!!食わしてもらいたいんだよぉぉぉおぅぉぉぉおうぉぅ!!!!キぃぃーぃーーーーーぃぃぃ!!!!!!

…大変申し訳ございません(2回目)。とり乱して奇声を発してしまいました。

あの、小椿の絶妙さたるやないですよね!?

だけど、もう一個あります。

子椿(=幼少期の椿)、絶妙ぅぅうぇえぃぃぇぇぇぇぃぃぃぃぇぇぇいいいい!!!!

大変申し訳ございません(3回目)。意味不明になりました(知ってた)。

あの、前々から登場する、小椿の絶妙さたるやないですよね!?エンドロールをたどってみたところ、土田諒くんという方が演じているらしいんだけど、あの、松下洸平先生(なぜ先生)に、似ていないようでやっぱり似てて、まだ子どもだっていうのに、溌溂(はつらつ)さってもんが見えなくて、だけど大人びた感じではなく、とはいえ少し大人っぽさもありながらの子どもらしさが共存してて、達観してるようで幼くて、気づいてるようで鈍感で、陽のようで陰で、って、うん!それって、つまり、まさしく、椿!!!

で、小美鳥ちゃん(=幼少期の美鳥ちゃん/上坂樹里)がやってきて、「なにする?マンガ読む?テレビ見る?あ!将棋できる?将棋しよう!」っていう、あの、あの、不器用さとやさしさとぎこちなさとウザさが混じり合った、あの感じは、あの感じこそ、まさに、椿!!!で、で、で、「将棋しよう!」って小椿が言った瞬間、「できるかい!!」って、そのあまりのウザさに(結局ウザいんかい!)画面に向かってツッコんじゃったんだけど、え?あ?将棋…?将棋?…といえば、夜々ちゃん(今田美桜)の思い出のキーアイテム…!?

…って、こちとら、小椿で鼻血出てんのに(なんでだよ)、そんなときに、そんなとり乱してるときに(それは勝手だろ!)、作劇の巧みさを見せつけないでくださいよ!?作劇とはいっても、あまりにも、あまりにも、それは、さりげなさすぎますよ!?どういうことなんですか?!?!生方(美久)先生!!

あまりにも唐突過ぎる“美鳥ちゃん”の登場!どうするんだ!?どう描くんだ!?と思いきや…

っというわけで、みなさん。びっくりしましよね?(急に)

びっくりするのはお前のテンションだ!ってのは重々承知なんですが(これも2回目)、まさか、前回の第7話で、4人が主人公の、クアトロ主演とうたうこのドラマにおいて、ここへきての終盤で、美鳥ちゃん(田中麗奈)という新キャラクターを登場させ、しかも、その美鳥ちゃんは、4人の共通の知り合いだった!という偶然か奇跡かのエピソードを持ってきて、で、それが偶然なのか奇跡なのか?

…偶然であれば、何事もなく、クライマックスの盛り上げ要員として物語は進行させるだろうし、奇跡であればその奇跡の辻褄(つじつま)合わせ…運命のめぐりあわせによって奇跡が起こったという整合性を描写するだろうから、そのどちらかを、今回の第8話で、描くんじゃないか…いや、それを描かないと、あまりにも“美鳥ちゃん”の登場が唐突過ぎる!どうするんだ!?どう描くんだ!?と思いきや…。

“帰りたくなる家”=椿の家という、4人が出会うべくして出会ったその中心に“美鳥ちゃん”がいた…その“運命”はさりげなく描かれてはいたものの、実は、こういう理由がありました~的な、伏線回収、辻褄合わせ、作劇力の開陳、は一切せず、むしろ、一見、どこにも関係がないかと思われた、希子ちゃん(白鳥玉季)と穂積くん(黒川想矢)という、中学生同士の淡い関係性を重ねあわせることで、今作品のテーマ…いや、生方先生が描くドラマすべてのテーマといっていいであろう、『“生きづらさ”を抱えた人へのメッセージ』へ持っていくすごさよ!!!

物語の辻褄合わせや、ドラマティックの積み重ねにまったくとらわれない、自由さと新しさがありながらも、それでいて、まったくもって破綻せず、むしろ美しくて、しかもしっかりとエンタテインメントが保たれてしまう!!その筆致にびっくりですよ!!!

で、で、で、それに加えて、美鳥ちゃんが登場することで、主人公4人と一斉に会して新たな関係性を構築するでもなく、美鳥ちゃんと4人それぞれが別々に対峙するにしても、美鳥を通しての、ゆくえ(多部未華子)、夜々、紅葉(神尾楓珠)、椿、の新たな一面を見せるのでもなく、まさかまさか、その4人を通じての“美鳥”を描き、そのうえで、本来、美鳥という人物は、前回初めて登場したような人物だというのに、今知ったばかりの美鳥だというのに、4人を通した美鳥だからこそ、4人それぞれの歴史と重なって、どうしようもなく心が動かされてしまう!

言い方悪くすると、ポッと出の新キャラだってのに、4人の主人公を差し置いて、ここまで心を動かせる物語に仕上げてしまう!!その、生方先生の、怖ろしさですよ!!?!?!しかもしかも、残りの、美鳥ちゃん×紅葉くんは次週なわけでしょ!?そんな構成、ある!?もう、アンビリーバブル!!!!(急に英語)

いやー、でも、ところでところで、椿はああいう、ボタンつきの、パジャマ…着るんですね…?どこで、売ってるんですかね…?で、あの、パジャマ、似合いすぎにも…ほどが…(いい加減にしろ!)

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