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Jリーグのキャプテン一覧“リアル・キャプテン翼”は清武弘嗣と東慶悟

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セレッソ大阪の清武弘嗣Ⓒゲッティイメージズ

清水エスパルス1年目GK権田修一がいきなり主将に

チームを統率してピッチ上で闘うのはもちろん、クラブの顔としてピッチ外でもどう振る舞うべきかを考え、人間性も尊敬されるプレーヤーがキャプテンに任命されるに違いない。そんな選ばれし存在であるJ1リーグ各チームのキャプテンを一覧表にまとめてみた。


表を見てまず目に入るのが、異例の3人体制の湘南ベルマーレと清水エスパルスだろう。ベルマーレは昨季から2季連続キャプテンの28歳・岡本拓也を、22歳の石原広教と34歳の梅崎司の新主将2人がサポートする形に。年齢的にバランスよく構成している。

エスパルスは、昨季から引き続いての3人制になる。そのなかから主将4年目のボランチ竹内涼だけが残り、経験値の高い新加入2選手、GK権田修一とDF鈴木義宜が加わり、新たなセットが組まれた。その顔ぶれは守りのセンターラインだけに、守備戦術の得意なロティーナ監督の意向が反映されたのかもしれない。

元日本代表の阿部勇樹が新生・浦和レッズを束ねる

全24人をポジション別に振り分けてみると、GKは日本代表の権田を筆頭に3人、DFは同じくA代表の佐々木翔(サンフレッチェ広島)ら9人。MFは最多の計12人で内訳はボランチ8人、オフェンシブハーフ4人。そしてFWはゼロ…という集計結果が出た。

こうして見ると、プレーのムラが少なく、後ろからピッチ全体を見渡せるディフェンス系の選手が、圧倒的に“ピッチ上の指揮官”になるケースが多いことが分かる。

キャプテンの適正年齢の基準になる、24人の平均年齢は30.54歳。最年長はGK南雄太(横浜FC)の41歳。今季で就任3年目、最下位に沈み苦境の渦中にいるクラブで、若手のメンタルケアなど、やるべき仕事が多そうだ。

上から2番目は、39歳の阿部勇樹。浦和レッズでは2012年から6年間務めて以来、4年ぶり2回目の大役を担う。阿部と言えば、ジェフユナイテッド市原・千葉時代に当時のイビチャ・オシム監督からの“命令”で、21歳にしてキャプテンに抜擢され、精神面で急成長を遂げたという逸話も。

今回の就任の際には、「キャプテンとして、チーム全員の意識が同じ方向を向けるように、先頭に立って走っていきたいと思います」と、すでにリーダーとしての自覚を持っていた。

一方、最年少キャプテンは、先にも触れたベルマーレの22歳、石原広教。昨季途中にサイドからCBへコンバートされて飛躍。身長169㎝と小柄ながら、対人プレーの強さを見せつけた。昨年、結婚した精神面の充実も、若くして統率力を備える一因だろう。

23歳から続ける“ミスターキャプテン”大谷秀和

キャプテン就任年数で断トツのトップは、柏レイソル一筋19年目、主将歴14年目の大谷秀和である。今季リーグ戦の先発出場はここまで1試合に留まっているが、第9節・ガンバ大阪戦では途中出場から決勝ゴールをマーク。太陽王の大黒柱は健在だ。

大谷に続く2位は、合計7季目のレッズの阿部。北海道コンサドーレ札幌のバンディエラこと宮澤裕樹の6季連続、徳島ヴォルティス・岩尾憲の5季連続がそれに続く。この4人すべてが、ボランチの選手であることも興味深い。

「ホームグロウン制度」(12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種または第4種チームに登録された期間の合計日数が990日以上)の生え抜きキャプテンは5人。コンサドーレの宮澤、レイソルの大谷、横浜F・マリノスの喜田拓也、ベルマーレの石原広教、エスパルスの竹内が該当し、なかでも喜田と石原は、小学生から育成組織のレールを歩んできた。

腕章を巻いて3年目のイニエスタがついに復帰

キャプテンの醍醐味の一つと言えば、チームメイトの誰よりも先にJ1優勝シャーレを掲げる瞬間だろう。果たして今季、その貴重な経験をするのは誰になるのだろうか。

首位を走る王者・川崎フロンターレの谷口彰悟、暫定2位・名古屋グランパスの丸山祐市は、共に安定感あふれるクールなCB。谷口は現在まで13試合出場、丸山は全14試合フルタイム出場が続き、連戦中でも不可欠なピースだ。

3位サガン鳥栖の新キャプテン、ブラジル人CBエドゥアルドも、ここまで13試合にフル出場。1試合平均自陣パス数65.8回はリーグ4位(5月3日現在)で、ビルドアップの起点にもなっている。

もう一人の外国籍キャプテンが、アンドレアス・イニエスタ。ヴィッセル神戸は、現在5位とチーム状態は良好。12節サンフレッチェ戦で、大ケガによる長期離脱から復帰したばかりのイニエスタが完全復活すれば、まだシャーレに手が届きそうだ。

4位・横浜FMの喜田は、26歳ながら精神的支柱となり、3年連続でキャプテンマークを巻くことに。破壊力抜群の攻撃陣を、副主将・扇原貴宏とのダブルボランチで下支えし、19年以来となるV奪還を目論む。

6位につけているセレッソ大阪の清武弘嗣、11位と出遅れたFC東京の東慶悟は、いずれも「キャプテン」「背番号10」の重責を背負う攻撃的MF。お互い今季で「主将」の肩書が付いて3年目に突入したが、ここまで清武が1得点、東が1アシストと結果が乏しい…。

条件的には“リアル・キャプテン翼”を地で行く2人だけに、主役を張る勇躍をファンは待ち望んでいる。

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記事:小林智明

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