広瀬すず×松坂桃李ダブル主演映画『流浪の月』、劇場パンフレットの詳細解禁+著名人コメント到着!
広瀬すずと松坂桃李をW主演を務める映画『流浪の月』が、劇場パンフレットの詳細を発表した。
劇場パンフレットには、李監督と撮影監督・ホン・ギョンピョとの縁を繋いだポン・ジュノ監督からは、“李相日監督が映画的な怪力の持ち主であるということは前作『怒り』でもすでに感じていたが、今作ではさらに一歩、まさに最後までやりきっている。すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした”という同作への賛辞のコメントが寄せられ、原作者・凪良が大ファンだと称する作家・島本理生は“文が更紗に向ける視線は、性でも恋愛でも同情でもなく、ましてや少女性に対する幻想や崇拝であってはならない。その奇跡は、もしかしたら誰も見たことがないものかもしれない。それが映画の中で見事に体現されていたことが尊かった”と繊細かつ鋭利な解説を寄稿。
また、広瀬、松坂、横浜流星、多部未華子をはじめ、李監督、ホン撮影監督、美術の種田、音楽の原のインタビューや、製作レポートも収録。
著名人コメント(50音順)
木村佳乃(女優):
小説を読んで感じた心の震えを、映像がさらに深く伝えてくれました。とても感動しました。
島本理生(作家):
文が更紗に向ける視線は、性でも恋愛でも同情でもなく、ましてや少女性に対する幻想や崇拝であってはならない。その奇跡は、もしかしたら誰も見たことがないものかもしれない。それが映画の中で見事に体現されていたことが尊かった(※劇場パンフレットより抜粋)。
妻夫木聡(俳優):
行き場のない感情が、荒波のように引いては寄せ、寄せては返して、心がえぐりとられるようだった。事実や真実なんてどうでもいい。ただこの2人に幸せになってもらいたいと願う自分は間違っているだろうか。2人がたどり着いた先が、自分には絶望なのか解放なのかわからなかったが、この余韻に浸っていたいと思う自分に、これは救いの映画なのだと気づかされた。
ポン・ジュノ(映画監督):
李相日監督が映画的な怪力の持ち主であるということは前作『怒り』でもすでに感じていたが、今作ではさらに一歩、まさに最後までやりきっている。すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした。
映画『流浪の月』
5月13日(金)全国ロードショー
原作:凪良ゆう『流浪の月』(東京創元社刊)
出演:広瀬すず 松坂桃李 横浜流星 多部未華子 趣里 三浦貴大 白鳥玉季 増田光桜 内田也哉子 柄本明
監督・脚本:李相日
撮影監督:ホン・ギョンピョ
音楽:原摩利彦
製作総指揮:宇野康秀
製作エグゼクティブ:依田巽 製作:森田篤 プロデューサー:朴木浩美 エグゼクティブプロデューサー:小竹里美 髙橋尚子 堀尾星矢 ラインプロデューサー:山本礼二 美術:種田陽平 北川深幸 照明:中村裕樹 録音:白取貢 音響効果:柴崎憲治 編集:今井剛 装飾:西尾共未 高畠一郎 キャスティングディレクター:元川益暢 衣裳デザイン:小川久美子 ヘアメイク:豊川京子 制作担当:多賀典彬 助監督:竹田正明 韓国コーディネーター:鄭信英 音楽プロデューサー:杉田寿宏 宣伝プロデューサー:依田苗子 新田晶子
製作幹事:UNO-FILMS(製作第1弾) 共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS 配給:ギャガ
■ストーリー
雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヵ月を過ごすことになるが、やがて文が更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。ー方、文のかたわらにも1人の女性・谷が寄り添っていて……。
©2022「流浪の月」製作委員会