【便利グッズ4選①】軽い&コンパクトに「安心」を 防災にもぴったりの登山でのおともは
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
日ごろの便利グッズが命を守るかもしれない
登山と、山頂での「山ごはん」が趣味の私。
色んな環境で料理を作ってみましたが、山で料理をするときは水や電気が無い状況。
また先日、山でのテント泊を経験して、十分な備えを持てない中でいかに快適に過ごすかには工夫が必要であることがわかりました。
【特集】“じぶんごと”防災
これらのグッズやアイデアは災害などの非常時にも使えるのでは?
今回は山に持っていくグッズの中でも「いざというとき」の備えにもなりそうなものを、4つご紹介します。
①ソーラーパネルつきのライト
災害時は、水や電気などのライフラインが途絶え、復旧まで数日から1週間以上かかることがあります。
実際に7年前の北海道胆振東部地震では大規模な停電「ブラックアウト」が発生しました。
暗闇って、物理的に困るのはもちろん、こころにも大きな不安をうみませんか。
山のテント泊や、アウトドアのキャンプでも、もちろん普段の都会の喧騒と違って、明かりのない中星空を眺める楽しさもありますが、「光」ってやっぱり安心できるなと感じます。
私はいつも、体につけるヘッドライトのほかにも、便利なので複数個のライトを持ち歩いています。
これは机に置いたり、天井に吊るしたりできる小型ライト。
オススメポイントは、太陽光で充電ができること!
登山中も、ザックに吊り下げて歩くだけで自動で充電されているので、乾電池式などとは違って、うっかり使えない…なんてことがなくて安心です。
軽くて持ち運びやすいし、畳んだらぺったんこになるので、防災カバンの隙間に入れておけるのもうれしいポイントです。
登山グッズは、なるべく荷物をコンパクトにするための工夫がこらされているので、さまざまな備えをつめる防災カバンとも相性がいいなと感じます。
②山岳用の寝袋
この4つは、先日山でテント泊に行ったときに使った寝具。
左から枕・寝袋・テント・マットです。
これらを担いで山を歩けるように、他のアウトドアグッズよりも圧倒的に軽量で小型に作られているのが山岳グッズの特徴です。
寝袋を比べてみると大きさでもこれほどの違いがあります。
左がキャンプ用に購入したもの、右が山用の寝袋。
キャンプ用は1キロ弱ありますが、山用の寝袋は約500グラムでした。
災害が起きたとき、避難所に行くか、家で過ごすのか、車の中か…。
どんな環境になるかは場合によりますが、眠るとき以外にも防寒具として使ったりクッションになったりもする寝袋は、北海道での災害の備えとしてひとつあると何かと便利です。
山で、アウトドアで使ういわば「イベントもの」ではなく、慣れておくことで災害の非日常を日常にしてくれるグッズたち。
「衣」と「食」についてのおすすめも次回お伝えします!
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
編集:Sitakke編集部あい