なぜかアイスが溶ける…。「冷凍庫」に入れた“アイスクリームが溶ける原因”「なるほど」「知らなかった」
8月にはいってから本格的な暑さが続く毎日。この時期に格別においしく感じるアイス。きっと、冷凍室にストックしている方は少なくないはず。そんなアイスは、冷凍室で保管するときも注意点があるんです。ここでは、意外と知らない「アイスを入れてはいけないNGな場所」をご紹介します。
「小さい方の冷凍室」にアイス入れてない?
アイスの保管場所は、冷凍室で問題ありません。ただ、気を付けたいのが“どこに入れるか”。
大型の家庭用冷蔵庫には、メインの冷凍室とは別に小さな冷凍室がついている場合があります。わが家も、製氷室のとなりに小さな冷凍室があります。
下段の冷凍室よりも小さいので、アイスの保存場所としてもちょうどいい! きっと、夏はアイスの保存場所として使っている方もいるかと思います。
でも、これはNG! 上段の小さな冷凍室は、アイスを保存するのに適していないんです。
冷凍室の温度がちょっと高い
アイスの保存に向いていないのは、温度が理由です。
上段(小さい冷凍室)・・・-16℃〜-19℃
下段(大きい冷凍室)・・・-18℃〜-20℃
※ご家庭の冷蔵庫の正確な温度は説明書にてご確認ください。
このように、冷凍室の温度には違いがあり、小さい冷凍室の方が1~2度高い設定です。わずかな温度差ですが、この違いがアイスにとっては致命的。
わたしも過去にバニラアイスを小さい冷凍室に入れておいて、気づいたらスプーンですくえるほど溶けていた苦い経験が……。せっかくのアイスも取り出した瞬間にやわらかくなってしまっては、おいしさも半減です。
アイスは温度の低い下段の大きな冷凍室に!
アイスを保存するのなら、温度の低い下段の冷凍室へしまうのが適切です。正しい使い方としては、上段(小さな冷凍室)はよく使う食材・食パン・冷凍うどんなど、下段(大きな冷凍室)にはアイス・肉・魚・その他の冷凍食品を保存するのが基本です。
ちなみにわたしは、“セカンド冷凍庫”にアイスをまとめて保管しています。今はスリム型も充実しているので、「アイスを入れる場所がない!」という方におすすめです。
まだまだ暑い日が続く夏。アイスをおいしく楽しむためにも、正しい場所で保存しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア