淡路島女神めぐり御朱印②：洲本市・厳島神社で「開運招福の女神」の御朱印を拝受 洲本市
淡路島にある3つの神社を巡り、各神社がお祀りする女神さまの御朱印をお受けする「淡路島女神めぐり御朱印」。ふたつめの御朱印を授かりに、洲本市本町の淡路島弁財天「厳島神社」にお伺いしました。
「淡路島女神めぐり御朱印」は、島内の三社の女性神職が考案。御朱印を貼り付ける台紙も用意されていて（各神社で入手が可能）、ここに3つの御朱印を並べると淡路島の風景を背景にしたひとつの絵が完成します。
淡路島弁財天厳島神社は城下町洲本の中心に鎮座し、地元では古くから「弁天さん」として親しまれています。三熊山の豊かな緑を背景に立つ御社は、厳かな雰囲気で訪れる人を迎えてくれます。
美しく整備された境内は、清々しい空気感。御社殿横に設置された干支を描いた巨大絵馬は、絶好のフォトスポット。様々なお札やお守りが並ぶ授与所は眺めるだけでも楽しく、神社参拝の喜びをワクワク気分で味わえます。
境内には、徳島藩洲本城代家老稲田家の守護神「稲基神社」の碑や洲本の史実を描いた小説の主人公「お登勢」の碑、洲本八狸の「武左衛門」の像等も立っています。
同神社では、禰宜の浦上直子さんから御朱印を拝受しました。お父様である浦上雅史宮司は、淡路島の歴史研究家としても広く知られ、尊敬を集める人。多忙な浦上宮司を、直子さんは日々細やかに補佐しています。
こちらの神社では、「市杵島姫命（イチキシマヒメノミコト）」さまをお祀りしています。お受けした御朱印には、優しい微笑みをたたえながら琵琶を弾く愛らしい女神さまが描かれています。
「市杵島姫命さまは、命の源である『海と水』を司る女神さまで、燈台の役目を果たされます。安産や商売繁盛、開運など人々に多くの繁栄をもたらす福の神として尊ばれて来ました」と、浦上禰宜。
「淡路島女神めぐり御朱印では、それぞれに特色ある三社の女神さまが揃い、力強いご加護を与えてくださいます。皆さまの日々がより良く進むよう心から願っております」と、優しい笑顔で話してくれました。
年間を通して様々な行事が執り行われる同神社。特に秋の例大祭「弁天祭」では、毎年11月21日から23日にわたり様々な奉納行事が行われ、最終日には布で包まれた御神体を担いだ白装束の奉仕隊が街中を練り歩きます。盛大な祭りの期間中、目抜き通りの「堀端筋」には多くの露店が立ち並びます。
同神社を囲む周辺は、島内でも屈指の繁華街。少し足を伸ばすと「旧益習館庭園」や「洲本城跡」などの史跡を訪れることもできます。また、人気の「洲本レトロこみち」もすぐ近く。
洲本に生まれた人にとっては、子どもの頃から親しみ深い「弁天さん」。久しぶりに訪れた記者は、降り注ぐ夏の光の中、晴ればれとした気持で参拝できました。
ちなみに「淡路島女神めぐり御朱印」企画では、県道76号線を使った参拝コースを推奨しています。別名「南淡路水仙ライン」も呼ばれる県道76号線は、島の東側～南側の海沿いを走る絶景ルート。同企画の三社はこのルート上にあり、本ルートでの女神めぐりは厳島神社から出発すると流れがスムーズです。
場所
厳島神社
（洲本市本町4-1-27）
授与所受付時間
9:00～17:00
※要電話予約
駐車場
5台
TEL
0799-22-0049