台湾大学生が真鶴を視察 移住者の活動に焦点
台湾国立中山大学の学生と教員ら12人が6月23日、真鶴町を訪問した。
台湾も日本と同様に少子高齢化などの地域課題を抱えていることから、地域創生をテーマに日台交流が盛んに行われている。同大学でも地域課題を解決する人材育成を目指した授業を多く展開する中で、普段から研究交流がある神奈川大学国際日本学部から真鶴町の紹介を受け、今回の訪問が実現した。
真鶴町を訪れた学生たちは、移住者の活動に注目し、移住者で積極的に地域活性化に取り組んでいる「真鶴出版」や「道草書店」を訪問。店主たちと交流し、移住理由や町での暮らし、起業などについて聞いた。また、町内のホテルFAROのレストランで地元グルメも味わった。
真鶴町を紹介した神奈川大学国際日本学部の崔(チェ)瑛(ヨン)准教授は「学生たちは地元の人たちととのふれあいを通じて、真鶴の美しさや地元愛を感じることができたようだ」と話していた。
視察団は6月19日から29日にかけて、神奈川県、東京都、千葉県の自治体、企業、NPOを訪問し、日本のイノベーション、起業、サステナブルガバナンスを学んだ。