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【今週のアニメ『キングダム』の話題は?】第11話「必殺の別働隊」信と李牧が7年ぶりの接敵なるが……!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

『キングダム』のアニメ第6期 第11話「必殺の別働隊」が、12月14日(最速)に放送開始となりました。

今期は、“信が手にした「王騎の矛」” “秦(しん)の中華統一戦の始まり”、といった見どころが際立つ「大きな一手」となるシーズンです。そして現在、秦は王翦(おうせん)を総大将に、李牧(りぼく)率いる趙(ちょう)軍と戦っています。

信が戦っている場所は、趙の領域内の朱海(しゅかい)平原。信は中央 王翦の後ろ・王賁が右翼(うよく)・蒙恬が左翼(さよく)という布陣になります。この布陣がどう動いていくのか? というところから、さあ第11話です。

ここでは、この第11話のあらすじを、振り返っていきたいと思います。

 
※以下、第11話のあらすじを含みます。

 

第11話「必殺の別働隊」あらすじ

第11話は、信 率いる飛信隊(ひしんたい)が左翼に到着した場面から。左翼は、小高い丘に陣を構えた敵右翼軍を、秦軍が挟みうちにしている状態です。蒙恬の楽華隊(がくかたい)が北から、王翦軍 第二将 麻鉱(まこう)の軍が南から、の挟みうちです。敵右翼軍の大将は、紀彗(きすい)です。

俺はこの戦いで“将軍”になる

「これって紀彗軍をメチャクチャ追いつめてねェか!?」って、信、あなた五千人将でしょ、と少年の頃と変わらない態度に笑ってしまいましたが、そう、そのとおりです。秦軍の左翼での勝利は決まったような状態です。

ここに飛信隊が差し向けられたのは、しっかり確実に紀彗の首を取るため。必ず勝つ戦いを重ねてきた王翦らしい策、と見ることもできますね。

王翦の作戦はちゃんと理解できている信ですが、策をこなすといった意識はないようす。それよりも、その先の自分を掴みにいくといった楽しげな積極さです。

「俺はこの戦いで“将軍”になる!」 隊の熱量がどんどん上がっていきます。

「全旗掲げろォ 飛信隊が突撃だ!!」 紀彗を討ちに、戦闘集団に突っ込みます。

趙 紀彗は自軍のピンチを悟りますが、陣形は変えないようす。この形のまま、正面(南)から来る麻鉱軍と対峙しながら、横(西)から突っ込んでくる飛信隊を止める作戦です。
そこに、趙軍の別働隊が現れます。別働隊を指揮しているのは、趙の総大将である李牧です。将棋でたとえれば、“盤の左側で駒を取り合っていたら、なんか「王将」がこっち来た”、といったところでしょうか。「王将」が動くのは異例中の異例だと思うのですが……。

潮目が変わるとき

戦闘集団にいきなり現れた李牧。紀彗の本陣に手が届くところまで登ってきていた麻鉱の首を一瞬で刎ね、あっという間に集団の空気を変えてしまいます。

麻鉱の死の動揺に加えて、集団をまとめる将の不在により、麻鉱軍の兵士たちは突然、集団としての力を失ったのです。このままでは、秦左翼の敗北どころか、朱海平原での秦軍全体の敗北につながりかねません。

李牧が麻鉱を討ったことは、丘の西にいる飛信隊にも伝わってきます。まさかの出来事に、作戦を考えあぐねる軍師 河了貂(かりょうてん)。しかし、そんな彼女を横目に、信は、李牧をとらえに直進していきます! 「さすがバカ隊長」と、古くから飛信隊を支える猛者たちも信に続き、すごい速さで丘の中腹を駆け抜けます。ターゲットの李牧は、戦場を紀彗に任せ、退却しているところ。とうとう丘を越えて丘 東側にまでやってきた信たちは、なおも李牧を追いかけます。

ちなみに、この後、楽華隊と合流した際、信は蒙恬に「反対側になぜいるんだ」ツッコまれています。

李牧に近づく信。しかし、李牧は、信が“王騎の矛”を受け取ったことに驚きながらも、「あなたの刃が私に届くことはありませんよ」と言い残し、退いていきます。さすがの信も、これ以上は追いきれず。7年ぶりの李牧との直接対面が、くやしい形で終わったのでした。

蒙恬 際立つ。“今大事なこと”に集中だ!

北から丘に攻め登っていた楽華隊ですが、李牧の登場で急遽作戦を変更。丘の裾野をまわって李牧がいる東側に進軍。李牧を追って帰ってきた飛信隊と合流します。

ここで蒙恬は、負けの流れを止めることが“今大事なこと”だと判断。丘の中央でバラバラになっている麻鉱軍の兵士たちを、集団(軍)として復活させようと、速攻で戦略を練ります。蒙恬がこのように、状況を見てすぐに的確な判断が下せるのは、昌平君(しょうへいくん)のもとで軍師としての知識を学んだからこそでしょうか。不利な状況下でも感情的にならず、“今大事なこと”をさっと汲み取る姿は頼もしい限りです。

麻鉱軍の幹部クラスの将たちは、麻鉱の死に動揺し、軍の崩壊点はとっくに越えてしまったと嘆くばかり。蒙恬はそんな彼らのもとにせまり、彼らに “今大事なこと” を伝えます。具体的には、「指揮をとれ」「潮目はまだ過ぎていない」「麻鉱軍の兵士の特徴」です。

こうして、幹部は、ようやく兵たちに指示を出したのでした。それは、「麻鉱様は存命である!」。これに反応した兵たちが、幹部を見上げます。バラバラだった兵士たちが、いっときではありますがまとまります。すぐにバレる嘘をついちゃっていいのか? この一言では、集団を維持し続け、秦軍左翼に漂う“敗北“を覆すほどにはならないのでは? 

それにしても、蒙恬の冴えた頭脳が格好いいですね。 蒙恬、もう将軍でよいのでは?とさえ思ってしまいます。

 

「胡服騎射」は趙より始まる

今回の話の中で、李牧の急襲後、信たちが彼らを追いかけているときの場面。李牧の側近のひとりである傅抵(ふてい)が「趙の騎馬の歴史をなめんなよ」と言うのですが、「趙の騎馬」とはどういう意味なのでしょうか。史実を調べてみました。

みんな馬に乗れなかった

戦場で、兵士が馬に乗って武器を振るうことは、今や当たり前というか「歴史上の戦争はだいたいこれでしょ」と思っていたのですが、違っていました。

中華の伝統的な戦術は、3人1組で戦車に乗って戦うもの、とのこと。中華世界の人々は馬に乗ることができず、馬は車をひかせるための道具でしかなかったようです。

その一方、匈奴(きょうど・趙の北にいる遊牧民たちの総称)は、戦士1人が1頭の馬に乗って戦っていました。遊牧生活をおくる彼らは、子どもの頃から、乗馬と矢を放つ能力を生活の中で培っていたのですね。どうりで、強い戦士がそろうわけです。

ここに、匈奴との戦いに悩まされてきた、趙の武霊王(ぶれいおう)が、紀元前300年頃(『キングダム』世界の70年くらい前)に、中華世界で初めて匈奴の戦い方を取り入れます。匈奴に勝つためには、こちらも同様の速さと機敏さを入手しなければならない、という合理的な考えです。

さらに、服装も変更です。漢服は、すその長いスカートも同然(政や昌平君の服装を想像して頂きたい)なので、乗馬には大変不快なのです。中華の人々が胡服(ズボン式の服装、李牧が着ているような服)を着るようになったのは、ここから。中には、敵の真似なんて尊厳にかかわる問題だとして、武霊王のやり方に反発した人もいたことでしょう。ですが、年月とともに、今度は趙から秦や魏など中華世界全体に、「胡服騎射」が広まったわけですから、よほど強力な戦術だったのでしょう。

また、これによって戦争のやり方や作戦の立て方も変わるでしょうから、世界史的な観点でも、「胡服騎射」導入は大きな出来事だと思います。

日本はいつから?

ちなみに、日本で馬に乗るようになったのは、紀元後4世紀頃からとされています。3世紀前半の日本についての記述が残る「魏志倭人伝」には、「その地には、牛・馬・虎・豹・羊・鵲(かささぎ)はいない」の旨があるので、古墳時代になってから朝鮮半島経由で「馬と乗馬」が伝わったと推測されるのです。もちろん、古墳時代以前にも地域によっては馬はいたのではないか、という論もあります。ただ、文献のない時代なので、証拠は考古学の成果を待つしかない状態です。

 

次回は、第12話「格不足」

さて、次回は第12話「格不足」です。格? 格って何でしょうか? 不穏にも受け取れるタイトルです。

蒙恬は麻鉱軍を立て直せるのか、右翼の王賁は大丈夫なのか、と色々心配です。また、王翦が、どこまで読んでこの布陣を敷いたのかも気になります。やはり李牧のほうが一枚上手だったのでしょうか。

形が変わっていく戦場で、その都度“今大事なこと”を考えなければならないハードさは、また、『キングダム』のおもしろさのひとつですよね。将棋の盤面を見下ろす時と、信たちをアップにした時の戦場、両方の視点から戦場を楽しめてしまうのが、名作たる所以でしょうか。全身熱く、しかし頭脳のどこかに冷静さを、という感じです。

話はちょっと変わりますが、今話、画面の右上に「今どこの軍にカメラがあるのか」の文字を出ていましたね。おかげで、同時並行で動く戦いとその位置関係が、かなり理解しやすかったのではないでしょうか。アニメスタッフさんたちの工夫に感謝です。

 

SNSの反応

最速となるNHKの放送後、SNSには、「李牧はやはり強い」「麻鉱がやられるのが一瞬すぎる」「蒙恬、頭も良くて強くて見た目もいいって、どういうことだよ」などの声が上がっていました。

 
また、12月13日から20日まで、LeminoとABEMAでは、今期第1話から第9話までの、振り返り放送を実施中です。
https://kingdom-anime.com/news/detail.php?id=1130062

 

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