あの頃夢中で遊んだ!幼い頃のプレゼント 今はお宝?
親世代が子どもの頃にもらったクリスマスプレゼント。懐かしのあの品、中古市場ではどんな価値があるの?
お話を聞いたのは…
株式会社Yellow Bird 代表取締役 大泉春樹さん レトロゲームやカセットテープなどを買取・販売する「趣味特化型専門店レトロマイスター」を運営。
希少性×人気が中古市場のカギ
今、中古市場で人気があるものの一つが、親世代の皆さんが子どもの頃に遊んだゲームやその関連グッズ。海外からのニーズが高く、アイテムによっては驚くほど高額で取引されているものもあります。
では、どんなものが人気かというと、「市場に出回る数が少なく、かつ発売後にじわじわ人気が出たタイトル」。ゲームソフトでいえば、誰もがプレーしたことのあるような有名タイトルは、残念ながら高値が付くことはほぼありません。
裏を返せば、マイナーなタイトルはポテンシャルを秘めている可能性が高いということ。ただし、有名タイトルでも外箱・説明書付きの状態の良い品は希少。中身のソフトより、きれいな外箱に価値を見いだすコレクターも多いのです。ゲーム機本体でいえば、後期のスーパーファミコンやゲームボーイは、遊べるものなら査定の価値あり。
一方でファミコン(ファミリーコンピューター)は、そこまで期待できないのが正直なところ。80年代に売れに売れたファミコンは、日本国内で2000台近くの出荷台数があり、かつ、いまだに保管している人も多い。「実家にまだある」という人も多いのではないでしょうか? 中古市場でも飽和状態です。
ですが、1983年の発売直後にゲットした人は例外。実は、発売初期の短期間、コントーラーのA・Bボタンが丸でなく四角の形をしていた時期があったのです。
このタイプは超レア! ひょっとしたら…という人は、ぜひご自宅や実家で眠るファミコンを確認してみてくださいね。
その他、プラモデルやミニ四駆は組み立てていなければベターですが、そうでないものも、発売年代や型によっては、高値が付くことがあります。もちろん、当時の販売価格は関係ありません。ゲームセンターのプライズ(景品)に5000円程度の値が付くこともあるんですよ。
オーディオ関連もアツい!
おもちゃ以外でいえば、ラジカセ、ポータブルカセットプレーヤーやMDプレーヤーといったオーディオ機器にも、中古市場では熱い視線が注がれています。動かなくてもOKなので、押し入れで眠らせておくのはもったいない!
意外なところでは、録音済みのカセットテープやMD。いまだに愛用している人は一定数います。数十本をまとめて査定に出せば、驚くような金額になるかもしれません。特に、音質の良いメタルテープやハイポジションテープは録音済みでもわれわれにとってはお宝。同じアーティストで同じ曲のミュージックテープでも、メタルテープの場合はグンと買取価格もアップします。
中古市場のセオリーは「誰もが価値がないと思うものに価値がある」。一部の人以外には見向きもされないものが、高額で取引される世界です。フリマアプリで価値を知らずに出品してしまうと、市場価格より安く手放すことになってしまうかもしれません。
子どもの頃に大切にしていたものだからこそ、きちんと価値を見極められる専門家に査定してもらうのが安心です。
大泉さんが査定!
買取価格アップのこつ
できる範囲でOKなので、ほこりや汚れを掃除してから査定を依頼しましょう。
※査定額はあくまで目安です。買取価格を保証するものではありません。
ゲームソフト
ソフトのみでもOKですが、箱付きは高値になる事もあります!
査定額 13,900円(まとめて)
おもちゃ
プライズ(景品)で高騰している商品も。開封済み・未開封問わず査定します。
査定額 7,500円(まとめて)
ミュージックテープ
マイケル・ジャクソンの同じアルバムでも、メタルカセットテープだとこんなに価格が違います。
(通常版)査定額 1,200円
(メタルテープ版)査定額 20,000円
録音済みカセットテープも査定
査定額 4,000円(まとめて)