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こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、アンさんの出産体験談をお届けします。

初産/41w1d/3318gの女の子/予定日超過/破水/おしるし/誘発入院/陣痛/促進剤による陣痛/緊急帝王切開
と出産フルコースだった私のレポです。「こんなケースもあるんだ」とどなたかの参考になれば嬉しいです。
※産前の方には怖がらせてしまう描写があるかもしれません。あくまで私のケースです。

【 入院1日目 】9/24 夕方からバルーン挿入。最後の健診で子宮口が1cmは開いてると言われたのに、いざ入れようとしたら0cm。夜勤の非常勤Dr.に「入んねえな」と言われて絶望。無理やりこじ開けられて挿入。 部屋に戻って痛さに泣いた。割と出血。10分間隔でじわじわ陣痛。その後7分間隔に。朝には消える。

【入院2日目促進剤①】9/25 8:00から点滴開始。効きがよすぎると驚かれるくらい波が来る。 バルーンが抜けることはなく痛みはどんどん短い間隔、強くなる。その後20:00にバルーンを抜く。子宮口3cm。 え、これで3cm…？と軽くショックを受けつつ夜を過ごす。陣痛は消えた。 出血は続く。「おしるしいい感じだよ」と褒められて期待を抱く。

【入院3日目促進剤②】9/26 7:00 子宮口1cmに後退。絶望。7:30 点滴開始。昨日と変わって全然効きを感じない。 11:40 立ち上がったら突然の破水‼️ これは誰でもわかる…本当に止めどなく出る。その後の内診グリグリが痛い。 どんどん陣痛がやってくる。2.3分間隔。14:00 夫立ち会い。 陣痛×内診グリグリが痛すぎて初めて絶叫。 その後20:00に点滴を抜くまで2分間隔で陣痛。夫とひたすらいきみ逃し。 まだ耐えられる。タイムリミットがきて内診。 子宮口4cm。絶望。 有効な陣痛ではないと言われ、大泣きする。 こんなに痛いのに？ 子宮口が開かずに泣く。「赤ちゃんは降りてきてるから頑張って」と励まされるも辛すぎて泣く。

【入院4日目誘発剤③】9/27 泣きすぎてメンタル的にも元気がない中、「赤ちゃんを守れるのは私だ、頑張ろう」と気持ちを奮い立たせる。 夜勤の助産師さんが良い人すぎる。 「今日お誕生日にしましょうね。赤ちゃんが産まれたらママとお揃いのタグを付けるんだけど、もう付けちゃお！願掛けね」と言われてまた泣く。

7:30 点滴開始。子宮口は3cmに後退。 その後、30分もせずにとんでもない陣痛が来る。 あまりの痛みの強さに面会可能時間より早く夫が呼ばれる。 9:00 夫到着し、必死に2人でいきみ逃しをするも叫びが抑えられない。 叫ばないお産を目指していたが普通に無理。味わったことの無いレベル。

14:30頃？ 内診するも子宮口は変わらず3cm。 絶叫が止まらなくなり、過呼吸になり失神する。 気を失いながらももう促進剤は辞めて欲しいと懇願する。 痙攣しだしてドクターストップで点滴が抜かれる。 16:00頃まで夫と助産師さん2人に落ち着くまで声掛けされる。 その間も薬が抜けず陣痛が止まらずもう息も絶え絶え。 「みんなこれを乗り越えてママになるのよ、辛いのはあなただけじゃない。頑張って！」と言われるも促進剤の陣痛は間隔もなくMAXレベルがやってくるので拷問でしかないだろ…と心の中で呟く。 破水してからもずっと止まらず、赤ちゃんも元気がなくなってくる。 子宮口は4cm。軟産道強靱の疑いあるも帝王切開はできないと言われ絶望。

17:30頃 また震えが止まらなくなる。 助産師さんと夫に励まされながらも陣痛の度に過呼吸になる。子宮口4cmのまま。 19:00頃 痙攣とすごい寒気。 体温を測ると39度の発熱。 意識を失う。 感染症の疑いがあり、赤ちゃんもどんどん元気がなくなる。 至急院長に連絡、緊急帝王切開に。 破水も止まらずで、早く出してあげたいと思っていたので安心する気持ちと、経膣分娩ができない悔しさで泣く。夫も泣く。

20:00 手術開始‼️ 「旦那さんとハグしておきな！」と威勢のいい助産師さんに言われなんとも言えない気持ちになる。 本当に命懸けなんだな、と思う。こわい。 「今日でラッキーだよ！臨時の先生だけど大ベテランで縫い跡も綺麗にしてくれるし、院長も今から来るから安心して！！」と言われちょっと泣く。 麻酔を入れる時が大変‼️ 大きなおなかを抱える姿勢がどうしても上手くいかずに3人がかりでマルマジロにされる。 次第に麻酔が効いていく。 全ての痛みから解放されたものの、おなかを引っ張られる感覚と寒くないのに震えが止まらない。 絶えず話しかけてくれるため何とか心を強く持つ。 麻酔から20分後 20:48 誕生!!

「やっと会えたね、ずっとずっと待ってたよ。 美人さんよー！」と言われ嬉しくなる。 その後縫合されている間、赤ちゃんは夫の元へ。 助産師さんが戻ってきて記念撮影してくれた。「旦那さん号泣してたよ〜可愛いから写真だけじゃなくて動画も撮っといたわ」 1時間くらいで手術終了。 私も赤ちゃんもこの後大きな病院に搬送することもあるから要経過観察と言われる。 家から駆けつけてオペしてくれた院長に 「陣痛より辛いと言われる促進剤を何日も耐えておなかも切った。立派なお産だよ。本当に本当に頑張ったね」 と言われて泣く。院長好き。

熱はあまり下がらずに麻酔が切れてから傷の痛みとも闘っている最中ですが、我が子の愛おしさに勝るものはありません。 今までの全ての苦しみ悲しみ全てが飛んでいきました。一時は危ない状況で本当に死ぬかもしれない状況でしたがずっと抱きしめ身体を暖め、呼びかけていてくれた夫に感謝しかありません。 私以上に怖かったかも。 望んでいた立会い出産はできませんでしたが、親子3人で乗り越えたお産でした。 私と赤ちゃんの命を救ってくれた全ての方に感謝します。すべてのお産が命懸けで、世界中のママを改めて尊敬します。
こんなにいろいろあったのに赤ちゃんを抱いたらまた出産したいとすら思っています笑。これからは育児で大変だろうけど、世界一の宝物を守り続けようと思います。超長文を読んでくださってありがとうございました（アン）

編集／たまひよONLINE編集部

●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。