冷静な連携で救命 8人に消防総監感謝状
子安町にあるスポーツクラブ「メガロス八王子」でトレーニング中に意識を失った50代の男性を見事な連携で救命した利用客とスタッフの計8人に2月20日、消防総監感謝状が贈られた。
八王子消防署(戸谷彰宏署長)で贈呈式が開かれ、同施設に通う高橋由美子さん、同店従業員の渡辺優季菜さん、寺崎瞬さん、春川大介さん、窪田晃一さん、小笹幹太さん、高橋勇斗さん、渡邊健人さんが感謝状を受け取った。
1月11日の夜、同施設のトレーニングルーム内で50代の男性が倒れ、意識を失い呼吸もしていないことに気が付いた高橋さんがスタッフに報告。駆け付けたスタッフが状況を確認して他のスタッフにも協力を仰ぎ、119番通報や心臓マッサージ、設置場所からAEDを運び込んで電気ショックを行うなど、連携して対応した。男性は一命をとりとめ、救急隊到着後には呼吸や脈が回復した。
贈呈式で窪田さんは「3カ月ごとに応急救護の研修を行っており、若手からベテランまで参加している。また過去にもAEDを使用した経験があったため、皆で連携して冷静に行動することができた」と話した。