焼き芋×かき氷!明石の老舗甘味処『こかく庵』の秋限定和スイーツ 明石市
秋なのにまだまだ暑くて冷たい食べ物が恋しい、、だけど秋のスイーツも食べたい。そんな願いを叶えてくれる甘味屋さんが明石にあります。
明石駅南口から徒歩約5分。「魚の棚商店街」の通りを抜けるとすぐ目の前にある『こかく庵』(明石市)。大正6年創業の老舗の甘味処です。
店内に入ると落ち着いた和の風情に、なんだか懐かしい気持ちになります。
今日いただくのは新メニュー秋限定の「かき氷」。「かき氷なのに秋限定なの?」と不思議に思ってしまいますが、秋の訪れをしっかりと感じられるかき氷なのです。ワクワクしながら登場をまちます。
器からもはや溢れているボリューミーなかき氷の登場!秋限定「ほうじ茶と焼き芋のかき氷」です。どうやって盛り付けてるんですか?」と思わず質問すると、「熟練の技です♪」とのこと。流石は老舗ですね。
ふわふわの氷の上にはほうじ茶シロップと焼き芋シロップがたっぷりかけられています。さらに焼き芋、白玉団子、あんこと和のスイーツたちが勢揃い!
氷が崩れ落ちないようにそっと一口。するとふわっと口の中で心地よく溶けていく氷。ほうじ茶シロップは香り高く、上品な甘さが口一杯に広がります。
焼き芋は、"紅はるか"をロースターでじっくり焼き上げたもの。芋本来の甘さが濃縮されていて、ねっとりした食感に滑らかな舌触りと焼いた香ばしさも調和し、たまらない美味しさ。
“紅はるか”は店主の横田さんお気に入りの品種で、甘さの中に芋の味がしっかり感じられ、あんことの相性も良いそうです。
焼き芋を滑らかにマッシュして、白蜜と和えた自家製の焼き芋シロップとほうじ茶シロップの相性も抜群で、冷たさも忘れ、どんどん食べてしまいます。
ボリューム満点でしたが、一口毎に氷の中から焼き芋やもちもちの白玉団子、甘さと食感のバランスが絶妙なあんこが出てくるので、最後の一口まで楽しみながらあっという間に完食していました。
最後に温かいお茶をいただきほっと一息。すると厨房の方からほんのり甘く、優しいお出汁の香りがしてきました。
甘味が主役の『こかく庵』ですが、うどんやそば、定食などのお食事メニューも充実しています。こんなお出汁の良い香りがしていたら、甘味を食べた後でも食べたくなってしまう。
「甘味処として甘味の種類をさらに増やしたい」と語るのは4代目店主の横田茜さん。これまでも季節感やお客様の気持ちを大切にしながら、新しい甘味を生み出してきました。
「いもあんみつ」や「きなこもち」、新食感が楽しめる「温わらび餅」など横田さんが手がけた魅力的な甘味が、メニューにはずらりと並んでいます。
「ほうじ茶と焼き芋のかき氷」も、横田さんが考案したもの。"残暑続く秋に季節感のあるかき氷を楽しんでいただきたい"という想いから生まれた一品です。提供の時期は10月中旬ごろまでを予定しているとのこと。
暑さにめっぽう弱い筆者ですが、このかき氷が食べられるのなら"少しくらい暑い日が続くのも悪くない"と思ってしまいました。
場所
こかく庵
(明石市本町2丁目5-6)
営業時間
11:00~17:00(L.O.16:30)
※夏季(7月25日~8月31日)は11:00~18:30(L.O.18:00)
定休日
木曜日、第2水曜日
駐車場
無