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ピアニスト スタニスラフ・ブーニン、日本デビュー40周年記念コンサートを2都市で開催

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スタニスラフ・ブーニン

2026年1月8日(木)東京芸術劇場 コンサートホール(東京)、1月12日(月・祝)ザ・シンフォニーホール(大阪)にて、『スタニスラフ・ブーニン 日本デビュー40周年記念コンサート』が開催されることが決定した。

スタニスラフ・ブーニンは、モスクワ生まれのピアニスト。1985年、第11回ショパン国際ピアノコンクールにて、当時19歳のブーニンは圧倒的な演奏で世界に衝撃を与えた。日本では“ブーニン現象”と呼ばれる社会的ブームをも巻き起こし、クラシック音楽の枠を超えた人気を獲得した。

第11回ショパン国際ピアノ・コンクールより 

スタニスラフ・ブーニン 19歳のころ

しかし2013年、病気と事故による怪我のため、演奏活動を一旦停止。左手に麻痺が残り、左脚は手術により右脚より8cm短くなるなど、音楽家として致命的な状態に陥った。

休止前のスタニスラフ・ブーニン

だが、2022年6月八ヶ岳高原音楽堂でのリサイタルで復帰し、9年間の沈黙と、2022年7月の“9年ぶりの日本での再会コンサート”の模様は、NHK-BSプレミアムで放送され、大きな反響を呼んだ。(続編は2024年1月・2月にも放送)さらに、ブーニンの葛藤と復活を追ったドキュメンタリー映画『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』(配給:KADOKAWA)が2026年2月20日に公開予定となっている。

衝撃のショパン・コンクールから40年、そして日本デビューから40周年となった2026年、映画公開を記念し、今回、スタニスラフ・ブーニンとNHK交響楽団メンバーによる特別なアニバーサリーコンサートが行われる。日本を代表するオーケストラ、NHK交響楽団メンバー(室内合奏)との共演による、唯一無二のステージとなる。

波乱に満ちた人生、日本中を熱狂させた“ブーニン現象”、そして長き沈黙。それらを乗り越えてきたブーニンの“いま”を、その耳で、体で感じてみてはいかがだろうか。

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