『丸亀製麺 垂水店』の鬼おろし肉ぶっかけは“わっしょい”付き!?同店限定のサービスが面白かった話 神戸市
ある日、「厳しい暑さの中、冷たいうどんが食べたい!」と思って立ち寄った『丸亀製麺 垂水店』(神戸市垂水区)。そこで見つけた、同店だけが行っているという“ユニークな取り組み”がとても素敵だったのでご紹介したい。
垂水店は車通りの多い道路に面しており、平日でも多くの人が訪れている。この日、記者は販売がスタートしたばかりの「旨塩うどん」の味を確かめるべく、店に立ち寄った。
いつもは迷うが、きょうは迷わないー。この日は店に入る前から「旨塩うどん」を食べると決めていた。だが結論から言うと、この日、記者は全く別のうどんを食べることになったのである。
入店後、さっそく注文しようとメニューを見上げた記者。すると、目に飛び込んできたのは「鬼おろし肉ぶっかけ」の欄に書かれた“当店限定 わっしょい付き”の文字。
何度見直してみても、確かに“わっしょい”と書かれている。これは一体何なのだろうか、興味に心が支配されていく。きょうは「旨塩うどん」を食べると心に決めていたのに…。
「頼む、、、誰か鬼おろし肉ぶっかけを頼んでくれ。そして私に”わっしょい”が何かを教えてくれ…!」。そんな願いもむなしく、周りの人からは違った注文が飛び交う。そうこうしているうちに記者の番になり、口からついて出た言葉は…。
「鬼おろし肉ぶっかけの並で!」(旨塩うどんよ、また次回!)
注文すると1人のスタッフさんの「鬼です、よろこんで~!」の言葉に続き、スタッフ全員による「わっしょ~い!」という大きな掛け声が店中を駆け巡った―。すでに食べ始めていたお客さんも「何だ何だ?」と視線を送り、記者は一気に注目の的に。
“わっしょい付き”とは、スタッフさんの元気な声かけだったのだ。
「面白いかなと思って、スタッフみんなで考えたオリジナルの取り組みなんですよ」と話すスタッフさん。その後も「鬼おろし肉ぶっかけ」を注文した人はみな“わっしょい”の洗礼を浴びており、記者はうどんを食べながら、つい笑みがこぼれた。
「旨塩うどん」は次回のお楽しみとなったものの、何を隠そう記者はこの「鬼おろしシリーズ」が大好き。牛肉と玉ねぎの甘さが鬼おろしのさっぱりとした味わいとよく合い、まさに暑い夏にピッタリの一品である。
さらにこの日は、6月より販売がスタートした「丸亀シェイクぴっぴ」も実食。なんと「ぴっぴ」とは香川・讃岐弁で「うどん」のことなのだとか。そんな方言があるとは全く知らなかった…。
普段記者もよく食べている「鬼おろし」シリーズ。同店のスタッフさんが一生懸命この取り組みを考えたのかと思うと、普段よりもうどんがおいしく感じられた。「次回はまた違う取り組みがあるのだろうか」と勝手に期待を寄せ、記者は店を後にしたー。
場所
丸亀製麺 垂水店
(神戸市垂水区清水が丘3丁目5-7)
営業時間
10:00~22:00