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天ぷらや唐揚げとの違いとは?『フリット』の特徴って何?

オリーブオイルをひとまわし

天ぷらや唐揚げとの違いとは?『フリット』の特徴って何?

イタリア料理で見かけることが多い「フリット(フリッター)」。カリッとした軽い食感が特徴の揚げ物だが、天ぷらや唐揚げといった揚げ物とはどのような違いがあるのだろうか。今回は、そんなフリットの基本やほかの揚げ物との違いについて解説する。また、美味しいフリットの作り方なども確認しよう。

1. フリットとは?

フリット(フリッター)とは、イタリア発祥の揚げ物のことである。揚げ衣にメレンゲ(卵白)が使われることが多く、ほかの揚げ物よりも「カリッ、フワッ」とした軽い食感が特徴となっている。また、具材にはエビや白身魚が使われることが多いが、特別な決まりはないため、野菜・キノコ・肉類・フルーツなどを使ったフリットもある。なお、広義には「揚げ物全般」を指すこともある。

フリットの名前の由来

フリット(Fritto)は、イタリア語で「揚げる」という意味の動詞である。そのため、本場イタリアでは「Fritto de + 素材名」という形でメニューに掲載されていることが多い。しかし、日本ではフリットを「揚げ物」という意味で使っているケースも少なくない。なお、余談だが「揚げ物」という意味で使いたいなら、英語の「フリッター(Fritter)」のほうが適切となっている。

2. ほかの揚げ物との違い

揚げ物にはフリット(フリッター)のほかにも、天ぷら・唐揚げ・竜田揚げ・フライなどがある。これらとフリットの一番の違いは「揚げ衣」にある。いずれも揚げ衣を付けてから揚げるが、フリットだけ「メレンゲ」を含んだ揚げ衣を使う。なお、それぞれの揚げ衣の主な材料は以下のとおりだ。

揚げ物ごとの揚げ衣の種類

フリット:小麦粉+卵黄+メレンゲ
天ぷら:小麦粉+卵
唐揚げ:小麦粉(または片栗粉)
竜田揚げ:片栗粉
フライ/カツ:パン粉

3. フリットの基本的な栄養価

フリット(フリッター)の栄養価は、使う具材や量によって異なる。例えば、エビのフリットの場合は、100gあたりのカロリーは184kcal程度、糖質は5.8g程度になる。また、1尾(40g程度)に換算すると、カロリーは74kcal程度、糖質は2.3g程度である(※1)。その他、エビからはたんぱく質・ビタミンE・カルシウムといった栄養素を摂ることも可能だ(※2)。

4. 美味しいフリットの作り方

「カリッ、フワッ」とした食感のフリット(フリッター)を作りたいなら、「メレンゲ」を上手に作るのがポイントだ。そんなポイントも含めて、美味しいエビのフリットの作り方を確認しよう。なお、以下ではエビのフリットの作り方だが、揚げ衣の作り方は他の食材でも同じとなっている。

フリットの作り方・手順

むきエビに酒・塩コショウを揉み込んでおく
ボウルに卵白を入れて手早く泡立てる
(2)に塩・薄力粉・片栗粉を入れてサックリ混ぜる
(3)にサラダ油を加えてさっくりと混ぜ合わせる
(1)のエビに薄力粉をまぶし(3)の衣を付ける
170℃程度に熱した油でカラッと揚げたら完成
直前まで卵(卵白)をよく冷やしてく
調理器具を丁寧に洗い油分を落としておく
卵白の中に卵黄が入らないように分ける
できればハンドミキサーで手早く泡立てる

5. フリットの正しい保存方法

作ったフリット(フリッター)を保存するなら、冷蔵保存か、冷凍保存がおすすめだ。冷蔵庫で保存する場合は、可能であればニオイ移りを防ぐためにフタ付きの保存容器に移しておくとよい。また、冷凍庫で保存する場合は、食品用ラップに包んでから冷凍用保存袋に入れて保管しよう。なお、保存しておいたフリットは、オーブントースター(または魚焼きグリル)で加熱すると美味しく食べられる。

6. フリットのよくある質問

ここまでフリット(フリッター)の基本について解説してきた。しかし、まだフリットに関して疑問や質問などがあるだろう。そこで最後にフリットに関するよくある質問に回答する。

Q1.衣が付いていなくてもフリットと呼ぶ?

一般的には衣をつけて揚げたものをフリットと呼ぶが、「Patate fritte(フライドポテト)」のように素揚げの料理をフリットと呼ぶこともある。そもそも、日本では「フリット=メレンゲを生地に使った揚げ物」と認識されているが、海外では「フリット=揚げ物全般」として認識されていることが多い。そのため、素揚げの料理であっても、「フリット」と呼ぶことはある。

Q2.メレンゲなしでフリットを作るには?

一般的にフリットの揚げ衣には「メレンゲ」を使うことが多いが、実は「炭酸水」や「ビール」といった炭酸飲料を使ってもフリットのフワフワ感を再現できる。揚げ衣の作り方は簡単で、ボウルに薄力粉・片栗粉・炭酸水を加えて混ぜ合わせるだけだ。これならメレンゲを泡立てる手間がないため、短時間で美味しいフリットを作れる。

結論

イタリアンで見かけることが多い「フリット」は、メレンゲを使った揚げ衣が特徴であり「カリッ、フワッ」とした食感を楽しめる揚げ物である。また、具材に指定はないため、エビなどの魚介類をはじめ、野菜類・キノコ類・肉類などでも作ることが可能だ。家でも作れるので、ぜひおかずにもおつまみにもなるフリット作りに挑戦してみよう。【参考文献】※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

※2:日本海老協会公式サイト「海老の健康」

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:管理栄養士 中山沙折

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