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優しさで満たされる山鹿のまちの保健室「隠カフェ あたたかい木」

肥後ジャーナル

優しさで満たされる山鹿のまちの保健室「隠カフェ あたたかい木」

行けばほっとくつろげて、気持ちがあたたかくなり、優しさで満たされるー。 豊かな自然と歴史が残る山鹿で、心も体も癒される素敵なカフェに出合いました。

温故知新!古民家が生き返ったお店

今年4月にオープンした「隠カフェ あたたかい木」は、山鹿の八千代座の近くにあります。

築130年ほどたつという、歴史ある古民家の一部を改装したお店です。

店内は、木のぬくもりが感じられる内装で落ち着きます。

昔の玄関がそのまま残してあったり、古いものの良さがそのまま息づくカフェです。

お店のスペースではありませんが、奥には昔ながらの風鈴が揺れる15畳の大広間や、美しいお庭もあり、参勤交代で使われていたのではないかという由緒ある場所です。

あたたかい気持ちに…

こちらは、お店の名前の由来にもなっている絵本。 席に置いてあったので読ませていただきましたが、「生きていくうえで、本当に大切なことってなんだろう」と考えさせられる、味わい深いお話でした。 そして、カフェでのお約束がこちら。

なんて素敵なお約束…!批判や論争が多い世の中ですが、「みんながこんな気持ちで生きていけば、世界はきっと平和になるよね」と思える言葉に感動!お互いが認め合い、自然の中で生かされている自分を感じながら、世間のしがらみを脱ぎ捨てて、心地よくあれる場所…それがこちらのカフェです。

愛情たっぷりの食事と奄美の伝統飲料ミキ

こちらのカフェでいただけるランチが、無添加のおむすび御膳。

実際に注文してみると…

メニューのイラストよりも小鉢がいっぱいで、とっても鮮やかで美しい御膳!

地域のおばちゃんが伝授してくれたゴーヤの漬物や、とうもろこしの冷製スープ、鹿本のお母さんが作った手作り味噌など、それぞれにストーリーがある、旬の食材を使った料理が並びます。そして、素材はほぼ無農薬なので安心! 愛情がこもった丁寧なお料理ばかりで、美味しくて美味しくて…体に染みわたります。

先着5名分、バオバブというお菓子屋さんのクレームブリュレとコーヒーのセットが+500円でつけられたので、こちらも注文。 ブリュレはとろっとろで、表面は店内であぶってもらえるのでパリパリ!幸せの味です。

またこちらでは、奄美大島に伝わる伝統飲料で、腸内環境にも良いミキもいただけます。 こちらは、プレーンとパインとマンゴーの飲み比べセット(500円)。 自然農をされている「アルモンデ」のお芋と、本田さんちの無農薬米で作った手作りのミキは、優しい甘さでした。

心癒される場所

こんなにも優しく、あたたかい場所を作られているのが、こちらのお二人。

写真左の宮崎さんは、長年、緩和ケア病棟で看護師として看取りをされていました。 その経験の中で、まずは生きている時間を大事にすることや、体だけでなく心をケアすること、寄り添うことの大切さなどを感じられていたとのこと。 宮崎さんご本人も、お父様を亡くし、その後の2年間で身近な人を5人亡くされ、心にぽっかり穴があいた状態に…。 大切な人を失うことは悲しいことですが、「悲しくても大丈夫なんです」「時として、それが怒りや物忘れの形になったりすることもあるし、それぞれの悲しみ方があっていいんです」とあたたかく話してくださいます。そして、宮崎さんご自身が、熊本の自然に救ってもらったという経験から、自然の大切さを伝えていく中で、写真右の草刈さんと出会うことに… 草刈さんは、35年間、WWFで勤務され、自然や生態系を守る活動をされていました。 人間だけではなく、人と自然と生態系がすべて健康であることが大切だという「ワンワールド・ワンヘルス」の考え方には、うんうん!と首がもげるほど頷いてしまいました。 そんな優しいお二人と会える、「隠カフェ あたたかい木」。どんな気持ちで訪れても、優しい気持ちになって帰れるような、ほんわかとした素敵な場所でした。「山鹿のまちの保健室みたいな場所になれたらいいな」と話されていた宮崎さんの笑顔が忘れられません。

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