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犬を太らせてはいけない『5つの理由』

わんちゃんホンポ

犬はとっても食いしん坊

犬は食べることが大好き!まれに食の細い子もいるようですが、多くのワンちゃんは用意されたご飯を一瞬で食べつくし、美味しいオヤツも何度も繰り返し「チョウダイ!チョウダイ!」とおねだりされることもあると思います。美味しそうに食べる姿や、おねだりする姿が可愛くて、つい与えすぎてしまうなんてこともあるのではないでしょうか。

愛犬の可愛らしさに根負けし、与えすぎてしまうのは要注意!!犬も人間と同じく、太りすぎてしまうと、健康に良くありません。太りすぎが原因となる病気や体調不良も多くあるのです。

犬は自分では太れません!

人に飼われている犬は自身の意思で、食べ物を食べることは出来ません。愛犬が太ってしまう多くの原因は、飼い主さんがご飯やオヤツを与えすぎてしまうことや、運動不足となります。飼い主さんが愛犬の体重をしっかりとコントロールして、健康的な体型を維持できるのがベスト!犬が太ってしまうと体にどんな影響があるのか、ぜひ確認してみて下さい。

犬を太らせてはいけない『5つの理由』

1.骨や関節に負担がかかる

犬の体重がどんどん増えていくと、当然、それを支えている骨や関節に負担がかかってしまいます。関節炎やヘルニア、前十字靭帯断裂などのリスクが高まってしまうのです。

体重の重さだけでなく、脂肪が分厚いと関節を圧迫するため、太れば太るほど、更に負担が大きくなってしまいます。太ることで関節炎などを発症してしまうと、その痛みから、歩くことを嫌がり、運動不足になって更に太ってしまうという悪循環を招いてしまう事もあります。

2.様々な病気のリスク

「肥満は万病の元」というのは、人間だけでなく犬も同じです。太りすぎの犬は多くの病気にかかりやすくなってしまいます。特に肥満が原因となりやすい病気は、尿路結石や糖尿病。尿路結石は犬が太ってしまう事で、体内にシュウ酸カルシウム結石ができやい環境になり、結果的に尿路結石になりやすくなってしまいます。

また糖尿病も太りすぎが原因となる事が多く、太りすぎにより膵臓から分泌されるインスリンが不足し血糖値が上がる病気です。糖尿病は進行していくと、とても合併症が多い病気で、多臓器不全や肝障害、また白内障などを発症してしまう恐れもあります。

重い合併症を引き起こす可能性がある糖尿病は、命にかかわる重篤な状態になってしまう危険もあるため、一度発症すると、治療が一生必要になることがほとんどです。

3.分厚い脂肪が呼吸を妨げる

太っている犬は呼吸器系に問題が起こってしまう事もあります。首周りに、たっぷりと脂肪がついていると、体内に空気を取り入れる気道が圧迫されるため呼吸がしづらく、つねに息苦しい状態。極端に太っている場合、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸障害を発症してしまう恐れもあります。

4.免疫力の低下

太りすぎ、また肥満は免疫力を低下させる原因のひとつでもあります。免疫力が低下してしまうと、感染に対する抵抗力が弱くなってしまい、感染症にかかりやすくなるうえ、回復も遅くなります。免疫力の低下は体の防御能力が弱まっている状態と言えます。

5.寿命が短くなってしまう

太り気味、また肥満の犬は様々な病気のリスクが高いがゆえ、寿命が短くなってしまうという研究結果が出ています。同じ親犬から生まれた兄弟犬に、食事制限を行う個体と、行わない個体とで研究されたことがあります。

結果は2年近く寿命に差があったとか。犬種はラブラドール・レトリバーでしたが、食事制限を行い体重コントロールをしっかりしていた個体は13歳まで寿命を全うし、食事制限をせず、肥満気味だった個体は11.2歳で亡くなったそうです。

また、アメリカの900の動物病院で行われた調査でも、肥満傾向にある犬は犬種問わず寿命が短くなるという結果が出ています。太ることが原因で病気になると、犬自身も身体的に辛い思いをするうえ、命の長さにも影響が出てしまうのです。

まとめ

犬の健康面を考えると、太っていることは、基本的に良いことはないようですね。病気を発症しやすくなるだけでなく、無気力になってしまい、遊びやお散歩に興味を示さなくなる子もいるとか。心身ともに健康的に過ごすには、「太らないこと」も大切です。適量をしっかり食べて、運動不足にならないよう、体重コントロールをしてあげましょう。


(獣医師監修:平松育子)

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