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阪急夙川駅からほど近くのパン屋『トリコ（torico.）』（西宮市）に行ってきました。お店の前を通るとパンのいい香りが♪半地下にひっそりと店を構えています。

阪神間の有名店で経験を積んだ西﨑さん夫婦が“うちのパンの虜になってほしい”と願いを込めて、2011年7月にオープン。旦那さんがパン作りを、奥さんが焼き菓子や接客を担当しています。

約50～60種のパンがずらり。店主が得意とするハード系をはじめ、おかず系やスイーツ系など、子どもから大人まで一目で“おいしそう♪”だと感じるものが多い印象です。

ひとつひとつの商品には手書きで説明が添えられているため、味を想像しながら選べます。

どんなに原材料が高騰しようとも“特別なものではなく日常的にパンを食べてほしい”と、比較的リーズナブルな価格で販売しています。

安心・安全な素材を使い、小麦はパンの種類によって相性の良いものをセレクト。また、気温や湿度に考慮しながら、届いた小麦の見た目や香りを感じ取ったうえで、毎日配分を変えているのだとか。今回は、特におすすめのパンを教えてもらいました。

オープン当初から根強い人気を誇る「フィセル オランジュ」は、バゲット生地にオレンジピール、ホワイトチョコが練り込まれています。しっとりとした食感と、果実味が強く余韻も爽やかです。

こちらは馬蹄（ばてい）をイメージした見た目の「サボ」。くるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど、5種類のナッツと生地の配分を半々に、ボリボリとした歯ごたえがユニーク。ナッツ好きさんは、1度に2～3個買っていくこともあるそうです。

年が明けると「今年の金柑のパンはいつから？」とお客さんから問い合わせが殺到するほど人気の金柑シリーズ。奥さん手作りの金柑ジャムは、甘酸っぱくジューシーで、とろっとした舌ざわりが心地よい。

「抹茶と金柑」は、バゲット生地に抹茶とホワイトチョコを練り込んで、中には金柑が詰まっています。抹茶のほろにがさ×チョコレートの甘み×金柑の酸味が絶妙なバランス。

金柑シリーズはパンのほか、焼き菓子、タルト、ブラウニーもそろい、5月末頃までの提供を予定しています。季節の商品も随時登場し、夏はレモン、秋は芋や栗、冬は生姜やチョコレート、チェリーなど、四季折々の変化が楽しめます。

小腹がすいたときにぴったりの「アップルパイ」は、サクサクのパイのなかに同店手作りのりんごのフィリングを包んでいます。にっこり笑みがこぼれるおいしさ♪

そのほか「やきそばパン」にはクミンをプラスしたり、「クリームパン」にはコアントローを忍ばせたりなど、一見オーソドックスに見えますが、食べると予想を裏切られるかも！？

10時以降、お昼過ぎくらいまでの訪問がパンの種類も豊富でおすすめ。商品1個から取り置き可能なので気軽に電話で相談してみてくださいね。

店舗
トリコ（torico.）
（西宮市大井手町3-6 ヴァンベール夙川B1F）

営業時間
9:00頃～19:00、土曜8:00～19:00

定休日
日・月曜

TEL
0798-73-0818