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「被害者にも非がある」?!性犯罪の被害者がさらに苦しめられる「セカンドレイプ」の具体的な例とは?【図解 犯罪心理学】

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「被害者にも非がある」?!性犯罪の被害者がさらに苦しめられる「セカンドレイプ」の具体的な例とは?【図解 犯罪心理学】

女性にも非があるという偏見から生まれる「セカンドレイプ」【図解 犯罪心理学】

今もはびこる「レイプ神話」

性犯罪の大きな問題のひとつに、「セカンドレイプ」(性的二次被害)があります。これは性犯罪の被害者が、警察の取り調べやマスコミの報道などによって性被害の苦痛を思い出したり、「被害を受けたのは被害者にも落ち度があったからだ」といった中傷を受けたりすることで、さらなる心理的・社会的ダメージを受けることを指します。

とくに「被害者にも非がある」という考え方は、性犯罪に対する誤った考えが少なからず社会に浸透していることに起因していると思われます。具体的には「露出の高い服装をしている女性は被害に遭っても仕方がない」「嫌ならもっと抵抗すればよかったのにしなかったのは、強姦されることを望んでいたからだ」「レイプ事件の中には、男性に恨みを晴らすためにねつ造したものが多い」といった考え方のことで、これらは「レイプ神話」と呼ばれます。こうした誤った信念があることも、被害者が性被害を訴えることをためらう要因のひとつです。

この「レイプ神話」については、ほとんどの人がその内容を否定すると思います。しかし、近年、世間を騒がせた性加害事件でも被害者への中傷が行われていたことを考えると、今もこうした考え方が社会から完全になくなったとは言えないのが現状です。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学』

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