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DXを進める上で、どうやって現場を説得する?

文化放送

株式会社L is Bの代表である横井太輔氏がパーソナリティを務めるラジオ番組「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)
6月10日の放送では、株式会社安藤・間 建設本部建設監理部システム運用監理グループ長の澤正樹氏をお迎えし、DXを進める上での課題について、詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「DXに関する今後の課題は?」

株式会社安藤・間 建設本部建設監理部システム運用監理グループ長 澤正樹氏「一人一人が自身の業務やICTに対する考え方、意識を変革していくことです」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「詳しく教えてください」

「ICTやデジタルといった単語に拒否反応を示す方が今までは多かったのですが、その割合が徐々に少なくなってきていると感じています。また働き方を変える前に、まずは自身の考え方を変えるということで、従来とは異なる視点で自分の仕事を進めていかなければならないということに気付いてきてる方が多くなっています。ですので、DXに意識が向いてきている証拠だと感じております」

松井「働き方について変わった部分ありましたか?」

「現場ですね。特に現場で行っている施工管理業務というのは現時点ではテレワークが非常に難しいということなので、特に激変はしていないという状況です。しかしながら業務の効率化を目指して積極的にICTを活用して、変えていこうという現場職員も明らかに増えています。Web会議システム、ビジネスチャットツール、デジタルサイネージ、iPad、など様々なICTツールを現場の中でうまく活用していって、少しずつかもしれませんが働き方は変わってきていると感じています」

横井「DXを推進していく上で、リーダーにはどのような力が求められると思いますか?」

「DXを推進していくためには、固定概念の排除、これが必須だと考えています。従来の業務プロセスを改変して必要に応じて、ICTツールを活用していかなければDXは実現できないと考えていますので、まずは現状に固執しない考えを持つことが、リーダーに必要ではないかと感じています。また業務プロセスの改変には抵抗や反発も実際受けているところもありますが、説得力、調整力も必要なのではないかなと感じています。」

横井「現場の皆さんからの抵抗や反発があった時、具体的にどのように説得されますか?」

「他の現場ではこうやってうまく回してますよっていう他の成功事例を持っていくと、うちもやってみようかって思ってくれる現場が出てきます。私は説得力も調整力もそれほどないので何回か足を運んで、とりあえず現場の職員と話をして、“やっていきましょう、やってみないとわからないですよ”っていう話を、何回もします」

横井「粘り強くやる必要がありそうですね」

「そうですね。めげずに粘り強くやることも必要だと思います」

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