小さい子どもが大人になっても思い出になるパン♪ 垂水にある『パンドクレム 五色山』の大人気パンをいただきました 神戸市
垂水駅からほど近い住宅街にある『パンドクレム 五色山』（神戸市垂水区）は、間もなく創業30年になる、地元で愛され続けるパン屋さんです。
「垂水駅」西口から西へ、坂道を上って約10分、三角屋根のかわいい建物が目印。
お店に入ると、続々と焼けるパンの良い香りが漂います。その香りに誘われるように、お客さんも続々と訪れます。
同店の開店時からのコンセプトは“小さい子どもが大人になっても思い出になるパン”。実際に地元では、「定期的に食べたくなる」、「帰省したら必ず立ち寄る」などといった声をよく聞きます。
そんな同店の名物は、「クリームパン」。そう、店名の『パンドクレム』はフランス語でクリームパンという意味なのです。店名にもなるほどの看板商品をいただきました。
裏側がふるふるに柔らかくて、持ち上げるのも一苦労！
たくさん詰まったカスタードクリームは、もちろん手作り。卵感たっぷりでコクがあり、まるでプリンのようです。クリームだけ抱えて食べたくなりますが、優しいパンに包まれることでその美味しさが際立ちます。
オリジナルの「紅茶ブレッド」も人気です。袋を開けるとふわっと香るアールグレイの香り！
噛むとモチッと弾力があり、優しい甘みを感じます。噛むたびに茶葉の風味が香る、なんとも上品なパン。フルーツサンドにするのもおすすめだそうですよ。
実は「紅茶ブレッド」、発売当初1年くらいはあまり売れなかったそうなのですが、熱烈なファンがいたおかげで継続することになり、今や同店を代表するパンのひとつになったのだとか。
「チーズ・ベーコンブレッド」も根強い人気を誇ります。
ずっしり重いパンをカットすると、中にはベーコンとチーズがたっぷり散りばめられています。こんがり焼かれた表面のチーズは香ばしく、塩味が食欲をそそります。パンはふわふわ！
1本で家族みんなの朝食になるのも嬉しいですね♪
どのパンもふんわり優しくて食べやすく、毎日食べても飽きない、日常に馴染む味です。
値段の安さも、長く続く人気の理由のひとつだと思います。「自己満足にならないように、材料と価格のバランスを考えています」という店主さんの言葉が印象的でした。
高級な材料を使うことが全てではなく、お客さんに安く提供できる範囲で良い材料を選び、それらを美味しく焼き上げる。パンを愛し、お客さんを大切に思う人の言葉だなと思いました。
今回は五色山古墳の近くにある本店を訪れましたが、駅前の「垂水センター街」にも分店があります。
どこか懐かしい味、けれど決して古めかしくない味。“垂水の街のパン屋さん”は、何度でも帰ってきたくなる場所でした。
場所
パンドクレム 五色山
（神戸市垂水区五色山3-5-23）
営業時間
月曜～金曜日 8:30～18:00
土曜日 8:30～12:00
※売り切れ次第閉店
定休日
日曜日
TEL
078-707-6786
駐車場
お店の隣に2台分あり