NISAが時代に合わせた使い方ができる理由は?ライフステージ別 NISAの運用の特徴【眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話】
プロローグ3:NISAは時代に合わせた使い方ができる
年齢によって積み立て方も変わる
メリットの多い新NISA。実際の運用はどのように行えばいいのでしょうか?
18歳から30代前半の若い世代は、長い積立期間を活かすことができるのがメリットです。堅実な投資信託を続けることも、外国株式を投資商品に組み込んで、多少リスクのある投資を行うこともできます。人生の大きな転換点で積立プランの見直しをしながら、自分のスタイルに合った投資を選びましょう。
30代後半から40代前半の共働き世代であれば、パートナーと2人で収入を得ているため金銭面での余裕も多少あるはず。もしもの備えや将来の出費のために、貯蓄をタンス貯金にせず、積極的な資産運用を行ってお金を増やしましょう。子どもが生まれたときから新NISAをはじめれば、大学進学の際には運用期間は18年以上。積み立てた元本と運用収入が子どもと、夫婦の将来を広げる助けになります。
定年退職後の親がいる40代後半以降の世代には、自分の定年後・老後のための積立投資だけではなく、自分の両親にもNISA口座開設をすすめ、資産運用の相談をしましょう。資産を運用することで、収入が途絶えたあとの物価高にも困ることが減り、早い段階から親の口座や資産といった、普段は話しづらいお金の問題を相談できます。これにより、必要なときに限って両親の口座や資産がわからない、という事態を未然に防ぐことができます。
ライフステージ別 NISAの運用の特徴
【18歳~30代前半】
自分に合った投資プランを試行錯誤できる運用期間が長いため収益も得やすい
【30代後半~40代前半】
生活に余裕が出はじめ積立額を増やしやすいパートナーがいれば2口座分の運用ができる
【40代後半~】
これまでの貯金を運用資金に回せる定年(65歳)以降も運用で収入を得られる
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』著:伊藤亮太