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富山湾アカムツ釣りに本格シーズン到来で40cm級頭に6匹【強神丸】船中12人全員安打達成

TSURINEWS

アカムツ(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

富山湾の乗り合い遊漁船・強神丸のアカムツ釣りで、乗船者12人全員安打を達成した釣行をレポートしたい。

2024年の富山湾アカムツ釣り

富山湾のアカムツ釣りは、船釣りで季節を問わず周年楽しむことができるが、春先は風物詩でもあるホタルイカが大量に接岸し、自然界にごちそうが豊富なせいか、ホタルイカを捕食しているアカムツの釣況が落ちるともいわれる。

とくに今年は全国ニュースになるほどホタルイカが豊漁となり、家族連れなどでホタルイカ掬いは大いににぎわった一方、アカムツ釣りのほうはというと、抱腹状態のアカムツが釣り餌には目もくれず、低調な釣況が例年よりも長く続いた。筆者も5月末の釣行ではなんとかアカムツの顔を見た程度で厳しい釣行となった。

港の様子(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

強神丸でアカムツ釣行

それから約1か月後の6月下旬。二十四節季の夏至の翌日。例年より遅い梅雨入り宣言直後に、筆者は釣友・寺さんとともに富山新湊マリーナの強神丸に再び乗船した。

強神丸は今西船長ご夫妻が営み、船長が操船を担当し、奥様と息子さんが中乗りとサポートをつとめる。『楽しい船釣り』を信条とし、アカムツ釣りが楽しめる遊漁船として定評がある。

強神丸から出船(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

ポイントと仕掛けと釣り方

強神丸が攻めるポイントは水深約100mから190m。餌釣りの仕掛けは2本針タイプの胴突き仕掛けが主流だ。筆者も2本針で臨む。オモリは船指定の100号で統一。勝手な号数変更はオマツリ必至なので避けたい。

ポイントの海底は主に砂泥地なので根掛りの心配は少ないが、タチウオやサゴシなどにラインを切られてオモリをロストすることがあるので何個か用意しておきたい。餌はホタルイカのチョン掛けが基本。仕掛けを投入し着底までは1、2分。着底したらオモリを底から少し持ち上げてステイしたりゆっくり上下に動かして誘いアタリを待つ。アタリがあったらしっかり合わせて中速で巻き上げる。

エサはホタルイカ(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

序盤は本命アタリなし

この日は、梅雨入りの声を聞いたものの雨には降られず、曇り空で日差しも弱い過ごしやすい快適な天候になった。微風・べた凪の海はまるで湖のような穏やかさだ。朝5時に満船の12名で出船し、20分ほどでポイントに到着。「はいどうぞー、水深○○m」という船長の合図で一斉に仕掛けを投入。序盤は渋めの出足で、一度本命らしきヒットがあったが巻き上げ途中でバレてしまった。その後ポイント移動を繰り返すが魚信無し。7時ごろ寺さんにアタリがあり赤い魚影にもしやと期待したが良型のウッカリカサゴだった。

湖のような海面(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

後半戦でラッシュ到来

その後はまた静かな釣行。今日も厳しいなと思っていたところ10時ごろ寺さんが待望のアカムツをキャッチ。ようやく顔を見ることができた。筆者は11時ごろまで約6時間釣果ゼロ。

13時までの8時間釣行なので残り2時間。と、何人かラインを同時に巻き上げる電動リールの音が聞こえ始め、船中でアカムツが上がり始めた。寺さんは2匹目のアカムツをキャッチ。筆者にもアタリがあり、ドキドキしながら電動リールを巻き上げるとようやく本命アカムツ浮上。ホッとひと安心。ここからラッシュタイムに突入した。最大5人同時ヒットの状態もあった。残り少ない時間でなるべく手返しよく仕掛けを投入することを心掛けた。

ラスト2時間で筆者にもアカムツ(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

最終釣果

最終釣果。寺さんは最大40cmにせまる良型含め本命アカムツ6匹で竿頭に輝いた。筆者も標準から小型サイズばかりだが数では寺さんに追いつき6匹でトップタイの竿頭ステッカーをいただいた。ほかにも6匹のかたが2名いて、計4名が竿頭に。終わってみれば、乗船者12名全員安打というハッピーな釣行になった。

筆者と釣友の釣果(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

今後の展望

富山湾は、昨年に比べかなり遅めだがようやくアカムツ釣りの本格シーズンを迎えつつある。今後さらなる釣果アップとサイズアップを狙いながら今シーズンも釣って楽しく食べておいしいアカムツ釣りをしっかり楽しみたいと思う。

富山湾のアカムツ釣りはこれから本格シーズン(提供:TSURINEWSライター・宮崎逝之介)

<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>

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