【春のやさしい中華&洋食】牛肉とかぶの春煮込み
春につくる中華料理や洋食は、旬の食材の甘みや香りを生かして、体にしみ入るような軽やかでやさしい味わいに。誰にでも食べやすく、つくりやすい、春ならではの中華&洋食のおいしさをお届けします。今回は洋食のレシピです。
本来はラム肉でつくる、フランスの春の定番料理。とろみのある甘酸っぱい煮汁が、春野菜の甘さを引き立たせます。
【レシピ】牛肉とかぶの春煮込み
1 たまねぎは縦に薄切りにする。にんじんは細めの乱切りにする。かぶは茎を1cmほど残して切り落とし、4~6等分のくし形に切る。牛肉は大きければ食べやすく切り、塩小さじ1/2、こしょう少々をふって、小麦粉大さじ1をまぶす。
2 フライパンにオリーブ油大さじ1/2を中火で熱し、牛肉を並べて焼く。焼き色がついたら上下を返し、両面に焼き色がついたらにんにく、たまねぎ、にんじんを加え、たまねぎがしんなりするまで炒める。
3 小麦粉小さじ2を加え、粉っぽさがなくなったらトマトピュレ、白ワインを加える。煮立ったら、水カップ1と1/2、ローリエ、スープの素を加えて弱めの中火で10分間煮る。かぶを加えてふたをし、かぶが柔らかくなるまでさらに10分間煮る。味をみて塩・こしょう各少々で調え、器に盛る。
【教えてくれた人】関岡弘美(せきおか・ひろみ)
料理研究家。フランス料理のエッセンスと家庭でのつくりやすさを両立した、センスあふれるレシピが人気。「華やかな春の洋食は、ハレの日やおもてなしにもおすすめですよ」。
撮影・川上朋子
スタイリング・肱岡香子
NHKテキスト『きょうの料理』2024年3月号より抜粋