猫のお迎えを諦めてほしい…『猫を飼うと不幸になる人』の特徴4選
1.経済的に余裕がない人
猫に限らず動物と暮らすことにはお金がかかります。経済的に余裕のない人が猫を迎えると猫も人も不幸になってしまうでしょう。
猫と暮らす際には、毎日の食事はもちろん、それ以外にも猫砂、爪とぎなどが必要になります。愛猫の健康を守るためには、予防接種や健康診断も欠かせませんし、病気や怪我をすれば治療費もかかります。手術ともなると場合によっては数十万円もの出費も。
このように猫と暮らすには案外たくさんのお金がかかります。愛情があっても経済的に余裕がなければ生活環境を整えられず、必要な医療を受けさせることもできないといった状況になりかねません。
最悪なのは、愛猫のためにと自分の食事を我慢して健康を損なったり、趣味などの楽しみをすべてあきらめたり、借金をくり返すようになることです。
このような状態ではストレスが溜まる一方です。なんのために猫を迎えたのかわからなくなりますよね。
2.自分のペースを乱されたくない人
猫は「手がかからない」と言われることが多いですが、実際にはきちんと手がかかります。
猫は元来気まぐれな動物ですから、人間の都合などお構いなしで甘えてきたり、ご飯や遊びを要求したり、トイレを片づけろと鳴いて訴えたりしてきます。しかも自分の要求が満たされるまで、ずっと鳴きつづける猫もいます。
こうなると飼い主さんとしては、徹底的に猫を無視しつづけるか、あきらめて相手をするかのどちらかしかありません。いずれにしても自分のペースを乱されることになります。
いつでも好きなときに好きなことをやりたい、邪魔をされたくないという人にとって猫はストレスの原因になってしまうでしょう。
3.猫の習性を理解できない人
猫と人間は違う動物ですから、生活のペースや活動時間帯、行動パターンなどさまざまな面において異なります。
たとえば猫は薄明薄暮性です。1日のなかでも夕方や早朝の薄暗い時間帯に活発になります。そのため早朝に「いっしょに遊ぼう」「お腹が空いたよ」と起こされることもあり得ます。
また深夜に持て余したパワーを発散させるために部屋の中を爆走する、上に置いているものを落とす、壁で爪をとぐなど、飼い主さんにとっては困った行動もたくさんしてしまいます。
そういった行動の多くは猫の習性です。猫も教えればある程度は覚えますが、基本的には、犬のようにしつけることはできません。そのため基本的には、猫の習性を理解して上手に対処をするか、あきらめるかの二択を迫られることになります。
このような状況も笑って許せるような人でなければ、猫との暮らしは苦痛になってしまうかもしれません。
4.潔癖症の人
潔癖症できれい好きな人は、猫と暮らすと不幸になってしまう可能性が高いでしょう。
猫はきれい好きな動物で、自分の体へ毛づくろいをして清潔にします。ニオイもほとんど感じられません。
しかし肉食動物ということもあって排泄物は臭いですし、猫砂が部屋中に飛び散ることもあります。トイレに入ったその足で布団にのぼったり、あなたにチョイチョイをしたりもします。もしかしたら、その手であなたの顔に触れてくることだってあるかもしれません。
そのような状況にも耐えられる人でなければ、猫と暮らしていくのは難しい…というよりも残念ながら無理かもしれません。
まとめ
かわいい猫との楽しい生活を夢見てお迎えしたはずが、待っていたのは地獄の毎日。なんてことになったら、猫にとっても、あなたにとっても不幸でしかありません。
正直に言えば、猫好きで愛猫激ラブというタイプの筆者でも、仕事が忙しいときは内心「勘弁してよ」とイライラしてしまうこともあります。それでもいっしょに暮らしていけるのは、イライラした3秒後には「仕方ないなあ」と思えるからなのです。
自由奔放で気まぐれな猫と暮らしていくには、そのくらいの気持ちでいないと難しいかもしれません。
猫をお迎えしたいと思ったらすぐに行動するのではなく、一旦立ち止まって本当に猫と暮らしていけるのか、よく考えてみましょう。お迎えするのはそれからでも遅くはないですよ。