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中学校の教え子に「好きと言ったら?」 ドライブで頭なでなで 23歳教諭に“最も軽い”懲戒処分

Shizuoka

県庁西館に入っている県教育委員会

■部活動の女子生徒に私的メッセージ 23歳男性教諭に戒告処分

静岡県教育委員会が3月19日、県中部の中学校に勤務する23歳の男性教諭を戒告の懲戒処分とした。この教諭は教え子の女子生徒に「好きと言ったらどうする?」などとメッセージを送ったり、ドライブに行って車内で頭を触ったりしたという。

あきれる言い訳…昨年11月にも別の学校で教師が教え子に不適切な行為

県教委によると、県中部の中学校に勤務する23歳の男性教師は昨年7月下旬から今年1月下旬にかけて、学校で使用している学習用タブレットから顧問を務める部活動の女子部員2人に私的なメッセージを送った。

生徒との私的なやり取りは原則禁止されている。メッセージの中には「好きって言ったらどうする?」という内容も含まれていた。

さらに、昨年11月初旬には女子生徒1人をドライブに誘い、静岡市内を散歩したり、商業施設を訪れたりした。その際、男性教諭は女子生徒の頭を触ったという。

■「バレなければ大丈夫」 処分を受けて退職の意向

問題行動は今年1月下旬に学校への情報提供で明らかになった。県教委の聞き取りに対し、「生徒とのやり取りを楽しみたい私的な理由から継続してしまった。生徒との外出は良くないと認識していたが、生徒からの悩みを聞いて励ましてあげたい気持ちと、バレなければ大丈夫だろうと気持ちが勝ってしまった」と話している。

男性教諭は懲戒処分の中では最も軽い戒告となった。退職の意向を示しているという。今回の事態を受け、県教育委員会の池上重弘教育長は次のようにコメントした。

「教育委員会が一丸となって不祥事防止対策に取組む中、教職員がこのような非違行為を行ったことは、児童生徒、保護者をはじめ、県民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失わせるものであり、社会的責任はきわめて大きく、深くお詫び申し上げます」

「県教育委員会といたしましては、このことを大変重く受け止め、再発防止に向けて、教職員一人一人が人権を尊重する感覚を養い、子どもをかけがえのない存在として認識し、改めて公教育を担う重みを自覚するよう、具体的・実践的な指導や研修を通じて、職員全体の一層の綱紀粛正と使命感・倫理観の高揚を図り、教育行政の信頼回復に努めてまいります」

県内の中学校では、今年1月にも中学校の男性教諭が部活動の生徒とSNSで連絡を取り合い、性的なメッセージを送るなどしていた。停職4か月の懲戒処分を受けている。昨年11月には、別の男性教師が教え子と個人的なやり取りをして交際に発展し、わいせつな行為をしたとして懲戒免職となっている。

(SHIZUOKA Life編集部)

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