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大塚はどう変化した? 街を“カラフル”にする仕掛け人「ironowa」に聞いてみた

さんたつ

【散歩の達人】ワクワクする街に_1

2018年5月、大塚駅北口に星野リゾートの都市型ホテル『OMO5 東京大塚』が開業。そこから、街の景色がダイナミックに変わっていく。あれから7年、大塚はどう変化した?街の流れを変えた仕掛け人ironowaさんに聞いてみた。

ironowa

大塚駅北口を中心に代々不動産賃貸業を営んできた山口不動産が、2023年1月に社名変更し設立。「ba」の運営・管理や、大塚のまちの魅力を高める「ironowa ba project」を展開する。
HP:ironowa-ba.co.jp/

大塚をワクワクする街に!

駅北口を出ると「ba」と書かれたビルがやたらと視界に入る。現在「ba」と名の付く建物は全部で6つあり、これらはすべてironowaが管理している。

「ba01」のメインテナントは『OMO5東京大塚』。星野リゾートの大塚進出は当時、大きな話題になった。その旗振り役がironowaの前身「山口不動産」だ。2021年には、豊島区が再整備した北口駅前広場のネーミングライツを取得した。「『ironowa hiro ba』と命名し、その後、社名も『ironowa』に変更しました」と、代表取締役CEOの武藤さん。「iro」は色、「wa」は和。多様性とつながりを意味し、カラフルで多彩な魅力がある街を創造するという思いを込めた。

ironowa代表取締役CEO武藤浩司さん(中央)と小堀良時さん(右)、大嶺晋弥さん(左)。

プロジェクトのきっかけは「自分が育った街に誇りを持ちたかったから」。なんだかパッとしなかった大塚。「ブランド力のあるホテルができれば、変わるかも」と、艱難辛苦(かんなんしんく)を乗り越えて星野リゾートの誘致に成功。さらに飲み屋街「東京大塚のれん街」と、のちに『おにぎりぼんご』が加わった「ba02」と、高級賃貸マンション「ba apartment」(ba03)も同時期に開業し、街は大きく動き出した。

つくったのはビルという「箱」だけではない。その中身も重視している。「ba01」は駅を出て目に入る位置にある街の顔。「ここは、僕の中で最重要結節点。街と人とをつなげる場所にしたくて、『eightdays dining』を置きました」。地階に入るのは、プロダンスチームの活動拠点『STUDIO RAPTURES』。スクールもあり、新たな客層が集まってきているという。

「ba05」の『やきとり 結火(むすび)』は、大塚では珍しい高価格帯のお店。「上質志向の方にも喜んでもらえるお店がつくりたかった」と、武藤さん。また、「ba apartment」の契約書には「あいさつができない方とは再契約できません」との記載がある。「地域の一員になってくれる方に入居していただきたいので」と、賃貸管理を担当する小堀さん。

ちなみに「ba」は「being&association」の略。「そこにいれば、つながりを感じる場へ」という意味だ。その思いは今、街に広がりつつある。大塚さんぽの途中で「今度『eightdays dining』とコラボするんだよ」「『CleanUp Otsuka』のゴミ拾いで北口のお店と仲良くなった」という南口の飲食店もあった。「CleanUp Otsuka」とは、ironowaスタッフが始めた地域貢献活動。

さらに、大塚の魅力を発信するWebマガジン「ironowa + media」を運営し、駅の南北を問わず、ゆるやかなつながりができつつある。「『ba』のテナントに限らず、地域にあるお店や会社の魅力を発信することで、街全体の価値を上げていきたい」と、PR担当の大嶺さん。

LEDでカラフルに光る「ironowa hiroba」。これにより夜も明るく安心して過ごせる街に。

さて、今後の街づくりの展望は?「えっと……街づくりなんてしていません。僕たちの目的は街の体温を上げていくこと。ワクワクすると、体温が上がるでしょう」。大塚を訪れる人の気持ちが昂れば、ワクワクは伝染し街の体温も上がる。「自分たちが楽しいと思うものを持ってきたいですね」。大塚はきっと、もっとユニークになる!

【ba01】幅広い世代が出会う新しい街の玄関『eightdays dining』

ランチメニューの小海老とブロッコリーのジェノベーゼ1400円、目玉焼きのせナポリタン1100円。ランチはプラス450円でグラスワインも注文可。

「ba01」の1階にある、ironowa直営のカフェ&ダイニング。「大塚に暮らす人、働く人、訪れる人が1週間に8日行きたくなる」がコンセプトで、親子連れからシニアまで、幅広い年齢層が開放感のある店内でくつろいでいく。笑顔はじけるスタッフの接客も心地よい。

11:00〜15:00・17:00〜21:00(日は11:00〜21:00)、無休。
☎03-5980-8873

【ba01】Dリーグで活躍するダンスチームの本拠地『STUDIO RAPTURES』

新シーズンに向けてスタジオで練習中のCHANGE RAPTURES。Dリーグ公式Instagramアカウント dleague_offcialの生配信で、開催中のリーグが観戦できる。

日本発世界初のプロダンスリーグ・Dリーグに参戦中のCHANGE RAPTURESのホームスタジオ。子供から大人まで通えるスクールでは、所属選手の指導が受けられ、栃木県から通う子も。2025年10月現在、25-26 SEASONが開催中。

16:30〜21:30(火・水は〜21:00、金は〜22:30、土は10:00〜17:00)、木・日休。

【ba05】駅前ビルの最上階で極上のひとときを『やきとり 結火』

メニューは黒さつま鶏と季節の野菜が楽しめる結火コース(14品)7800円と、お任せコース(11品)6600円がある。

目黒の名店『鳥しき』で研さんを積んだ阿部友彦さんが手掛ける3店舗目となるカウンター式の焼き鳥店。弾力のある黒さつま鶏をメインに使い、鳥しき直伝“近火の強火”で肉汁を閉じ込め旨味を引き出し焼き上げる。ソムリエがセレクトするワインや日本酒とともにどうぞ。

17:30〜23:00、日休。
☎03-6903-6603

取材・文=瀬戸口ゆうこ 撮影=泉田真人
『散歩の達人』2025年11月号より

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