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緑園学園 「店の減少」題材に意見交換 活性化のアイデアを発表〈横浜市泉区〉

タウンニュース

6年生と8年生が参加

義務教育学校の緑園学園で2月27日、同校の児童生徒が地域課題の解決について意見交換を行うパネルディスカッションが開かれた。この日のテーマは緑園地域の「店の減少」。8年生が班ごとに課題解決のアイデアを発表し、今後はその実行に向けても学習を続けていくという。

「緑園で今までにチェーン店がたくさんなくなってしまった。実際に90%の生徒がお店が減ったと感じている」――。この日の発表はパネルディスカッション形式で行われ、8年1組の3班がそれぞれのアイデアを発表した。

生徒たちは「緑園をイメージした和菓子を作ろう」「街歩きを楽しめる仕組みをつくろう」「野菜を使ったオリジナルクッキーを」などさまざまなアイデアを披露。学内でのアンケートや泉区の区政便覧など公的なデータをもとに根拠ある資料を示しながら発表していった。

会場には同校の6年生のほか、地域住民やフェリス女学院大学の学生らの姿も。登壇した代表生徒同士が質問や意見交換を行い、会場からも質問や感想を受けた。

ネスレの教材も参考に

授業に先立ち同校では昨年12月にネスレ日本(株)が提供している教材「ネスレサステナビリティプログラム」を活用。同社が大規模な国産コーヒー豆の栽培をめざす「沖縄コーヒープロジェクト」などを題材に、探求学習の教材として全国の学校で利用されている。

同社担当者は生徒の発表を受け、「課題に対して仮説を立て、根拠あるデータを集めるというのは我々企業もやっていること。発表も良かったが、意見交換でさらに高め合っていて素晴らしかった」と称えた。

またフェリス女学院大学4年の中島穂花さんは「発表の際の言葉もしっかりしていてレベルの高さに感心した」と感想を話していた。

同校の青柳孝志教諭は「今回の学習をさらに進め、卒業年度には何か形にできたら」と話した。

フェリス女学院大の学生からの質問も

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