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ライトジギング釣行で8kg超ブリ&ワラサ4kgヒット【愛知】マッチザベイトで良型を仕留める

TSURINEWS

伊勢湾のジギングで仕留めたブリ(提供:週刊つりニュース中部版APC・金子新)

1月中旬、極寒の伊勢湾へライトジギングに出かけた。事前情報では連日北西風が吹き続けて水温が低下しており、青物の食い気はバラつきがある様子だった。しかし、一日の中で食い気が立つチャンスタイムはあるとのこと。時折ブリの10kg近いサイズもヒットするので、タックルは万全にしておきたい。期待を胸に、午前7時に愛知県・南知多町師崎の遊漁船で出船した。

伊勢湾でライトジギング釣行

南知多町師崎港からポイントまでは、40分の航程だ。釣り場まで近く、大物とスリリングなファイトができるのはライトジギングの魅力だ。

ポイントに到着すると予報より風が強く、北西風が10m近く吹いており、少し釣りづらい状況だった。時折冷たい波しぶきが頬に当たり、真冬の伊勢湾を感じさせる。そんななか、鳥が数匹確認でき雰囲気はある状況だった。

まずは、実績の高いソルティガTGベイト150gで様子を見ることにした。連日のシケの影響もあってか、濁りが入っておりアピール重視でゴールド系をセレクト。

ベイトはカタクチイワシやサッパ、アジといったスモールベイトが主体のため、小型シルエットのジグできちんと底取りできるタングステンのTGベイトは強い味方だ。

ワラサ4kgヒット

1投目、ジグが着底すると潮の流れが効いており、ジャークしていてほどよい水中の抵抗感が手元に伝わってくる。様子をうかがっていくと、他船でハマチやワラサが上がったとの無線が飛び交っていた。朝マヅメでさらに期待が高まる。

2投目、ボトムから10シャクリ目で、ジグに青物がまとわりつくような水流抵抗を感じたと同時にドン!と気持ちの良いバイトが出た。1匹目なので慎重に巻き上げてくると、4kgぐらいのワラサだった。

幸先良いスタートに、さらに期待が高まる。リーダーのキズやハリ先をチェックし投入。3投目、4投目ともにバイトは出たが、ショートバイトに終わった。

記憶に残る8kgオーバー登場

その後、ポイントを移動したが、無反応の時間が続く。風が相変わらず吹き続ける状況のなか、冷たい風を浴び辛抱の時間が流れる。ここで同ジグのウエートを180gに変更し様子を見た。

風がまだ吹き続けており、船も揺れるという状況から少しでもジグを暴れさせないようにジグを重くし、より丁寧に誘ってくることを意識した。

さらにこれまで船の真下にジグを落としてバーチカルで誘っていたが、船から少しジグをキャストしてジグの引く角度を変え、魚からの見え方も意識して探っていく。

同じ誘い方で反応がなければ、違うことをやってみることもアタリを取る近道だと思う。その後すぐに着底から10シャクリ目で止めを入れ、ジグに水中でのポーズを入れた瞬間、ドスンと重量感あるバイトが出た。

すぐにラインが引き出される。1匹目と明らかに引きが違う。デカい!トルクフルな引きを存分に味わい、魚との距離を徐々に縮めていく。

リーダーまでようやく巻き取ったところでもうひと暴れしたが、ラインテンションを緩めないように細心の注意を払って上がってきたのは、8kg超えの寒ブリだった。なかなか伊勢湾ではお目にかかれないサイズだけに、うれしさがこみ上げた。

ヒットジグはTGベイト180g(提供:週刊つりニュース中部版APC・金子新)

ジグの特性を頭に入れて釣りを展開

今回使用したTGベイトの特性だが、ロッドを強めにシャクって海中で飛ばすジグではない。ジギングといえば、ロッドを上下に大きく振ってジグを飛ばして釣るイメージが強いが、このジグはその正反対だ。いかにロッドのシャクリ幅を一定に抑え、ジグを暴れさせずテーリングを起こさせず、きれいに水中でスイミングさせることがポイントとなる。

そういったことも頭に入れながら釣りを展開していくと、記憶に残る1匹と巡り会えると思う。目標は伊勢湾で10kgオーバーのブリ。近々また通って挑戦していきたい。

まさにマッチザベイト(提供:週刊つりニュース中部版APC・金子新)

<週刊つりニュース中部版APC・金子新/TSURINEWS編>

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