TKKワークス、長距離ドローン用プロポやブレードを展示[Japan Drone 2024]
オーダーメイドでプロポ開発を行う。ドローンの長距離運用に使用可能なアンテナユニットや、三井化学と共同開発するプロペラ・アームも展示された
長距離飛行用169MHz帯を使用できるプロポ
TKKワークスはドローンの長距離飛行で使用される169MHz帯の電波を使用可能なプロポを開発している。プロポに搭載される基盤や無線モジュールなども手掛けており、ブースにはそれらが展示されていた。
プロポについては発注元からの細かなオーダーにも応えられることが強みだ。担当者は、以下のようにコメントした。
プロポを持ちやすくしたいという要望に答えるため、スティックを短いものに取り替え、サイドに滑り止めを追加しました。スティックの操作部分に砂埃が入らないようにカバーもつけています。このほかにも、用途に応じてスイッチの配置などを容易に変えられます。
長距離運用を行う場合、プロポから射出させる電波の出力を上げる必要がある。だが、作動に伴い熱が発生し、プロポにダメージを与えることが懸念される。そこで同社が開発しているのが外付けのアンテナユニット。三脚に機器を取り付け、高出力の電波を射出する。高さも取れるようになったことで電波の通りも良くなった。今後、ドローンの長距離運用の需要は増えるはず。同社のアンテナユニットが活躍するシーンが増えそうだ。
三井化学と共同開発のプロペラとアーム
ブースには三井化学と共同で開発を行うドローンのプロペラとアームも展示。三井化学が材料を提供し、TKKワークスが部品設計を担当。他社製品との比較や各種の測定結果が紹介されていた。
Japan Drone 2024