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川崎市寺子屋 生田中生が仲間入り 枡形と稲田 3校合同に〈川崎市多摩区〉

タウンニュース

生田中生徒向けに、同校特別創作活動センターで開講=今月14日

川崎市立小・中学校単位で、市民団体やNPOが運営する学びの場「地域の寺子屋事業」。枡形中と稲田中の生徒を受け入れてきた「まなてら」(学びあい寺子屋)に、1月14日から生田中が加わった。市内唯一の3校合同形式で、多摩区内に3会場を設け、週3日の活動体制で始動している。

市の委託を受けた団体が、子どもの学習支援や体験の場を企画し提供する同事業。学校単位の開設が基本で、今回の生田中は市内74カ所目、多摩区内では14カ所目となる。

「まなてら」は2016年に枡形中で立ち上がった。20年には稲田中を加えた2校受け入れ体制となり、今月からは生田中を含む3校に広がった。

まなてらの会場は、生田中の生徒のみを対象にした同校隣接の特別創作活動センター(三田)が新たに追加。枡形中と稲田中の生徒を受け入れてきた長尾こども文化センターと新川町会会館(登戸)には、生田中の生徒も参加できるようになった。ほぼ毎週、月曜は長尾、水曜は登戸、金曜は登戸と三田の会場で夜7時から約1時間半にわたり開講していく。

初日は生徒13人

生田中の生徒受け入れ開始日にあたる今月14日、特別創作活動センターで「まなてら」が開かれた。この日は1年生から3年生13人が参加。数学や英語、社会など各々が持参した科目の学習支援を、運営スタッフ7人で担った。

運営団体「まなてら運営委員会」の委員長、池上紅実さん=人物風土記で紹介=は「まなてらのコンセプトどおり、ちょうどいい雰囲気で学び合ってくれた」と好感触。「これから20人、30人と参加者が広がっていけば」と展望を語った。ボランティア講師の一人で、中学校教員を志す専修大学文学部3年の市川翔也さん(21)は、先輩の誘いで昨年末に入会。「一人ひとりに合わせた言葉のかけ方や接し方が難しい」と振り返る一方、「より実践的な場で勉強になる」と手応えを語った。参加した1年生は「家で一人で勉強するよりいい」と話した。市教育委員会の担当者は「地域ぐるみで子どもを育てる好例。地域の学生や大人と触れ合えて、学習塾とは違った良さがある」と期待を寄せる。

2014年に始まった市の寺子屋事業は、区内では中野島小が先行始動。中学校は「まなてら」の枡形、稲田に続き中野島中でも21年に開講した。中野島中は中野島小を会場にしている。

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