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「たくさんの方にもっともっと広まっていったら嬉しいです」──舞台『推しが武道館いってくれたら死ぬ』ゲネプロ直後の小林愛香さん&佐藤佳穂さん、大村 杏さんら「ChamJam」メンバーを演じるキャスト陣が意気込みを語る!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

平尾アウリ先生による人気コミック『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(以下、『推し武道』)が待望の舞台化。大盛況となった愛知公演(2月20日(金)〜23日(月・祝)/東海市芸術劇場大ホール)に続き、2月27日(金)〜3月1日(日)には東京公演飛行船シアターにて上演されます。

なお、千秋楽となる3月1日(日)の公演は12時公演・17時公演ともに配信でも視聴可能。配信は3月7日(土)までアーカイブ視聴することができますので、気になっている人はもちろん、現地で観劇した人もぜひ何度でご覧いただければと思います。

地下アイドルグループ「ChamJam」のメンバー・市井舞菜にすべてを捧げる主人公・えりぴよの物語が描かれる本作は、心温まる演劇に加え、SKE48の面々が演じるアイドルたちのライブパートも見どころとなっています。

オタクとしての矜持や思い、アイドルとしての葛藤、それぞれのメンバーの関係性などが楽しめるストーリーや演技はもちろん、「ChamJam」をはじめ「ステライツ」や「めいぷる♡どーる」のライブパフォーマンスにも注目です。

推しのメンバーをじっくり観るもよし、メンバー同士の違いやグループの味を楽しむもよし、各自が好きな楽しみ方ができる本舞台。スクリーンを活用したコミカルな演出もあって、原作ファンやアニメで『推し武道』に触れた人も自然と楽しめ、舞台ならではの魅力を感じることができる公演でした。

2月27日(金)には東京公演のゲネプロとメディア向け囲み取材が行われ、小林愛香さん(えりぴよ役)、佐藤佳穂(五十嵐れお役)、青木莉樺さん(松山空音役)、野村実代さん(伯方眞妃役)、鈴木愛菜さん(水守ゆめ莉役)、原 優寧さん(寺本優佳役)、倉島杏実さん(横田 文役)、大村 杏さん(市井舞菜役)が東京公演への意気込みや、心温まるエピソードなどを語ってくれました。

本記事では囲み取材の模様をお届けします。

 

【写真】舞台『推し武道』ゲネプロ直後 小林愛香&「ChamJam」キャスト陣インタビュー

東京公演の見どころや意気込みを熱く語る

──東京公演に向けた今の気持ちをお聞かせください。

えりぴよ役・小林愛香さん(以下、小林):愛知公演を終えて、東京公演にこうやって誰一人欠けることなく来られたことがすごく嬉しいです。皆さんに舞菜への愛がいっぱい届くように頑張りたいと思います。

五十嵐れお役・佐藤佳穂さん(以下、佐藤):愛知公演は、原作を愛してくださっている方もSKE48が好きな方もたくさん来てくださいました。エゴサをしたら、皆さんが「すごく良かった」と言ってくださっていて。

東京公演もすごく楽しみにしている方がいっぱいいると感じたので、そういった方の期待以上の作品を届けられるように、東京公演も頑張っていきたいなと思っています。

松山空音役・青木莉樺さん(以下、青木):空音ちゃんを演じさせていただき、空音ちゃんの魅力に私もどっぷりとはまりまして、どんどん愛が大きくなっています。この愛を皆さんにたくさんお届けできるように最後まで頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

伯方眞妃役・野村実代さん(以下、野村):まずは愛知公演を無事に終えられて安心しています。ChamJamもそうですし、ステライツもめいぷる♡どーるもオタクの皆さんもすごく絆が深まり、東京公演がすごく楽しみな気持ちでいっぱいです。作品への愛もたくさん届けられたらいいなと思っています。精一杯頑張ります。

水守ゆめ莉役・鈴木愛菜さん(以下、鈴木):私は初めての舞台でもありましたので、ドキドキと緊張がすごかったです。でも、ChamJamとして周りにはSKE48のメンバーがたくさんいて、とても安心して舞台を楽しめました。

私自身、ライブシーンのMCパートがすごく好きなんです。みんなと一緒に話し合って、毎公演いいものをお届けできたらなと思っていますので、そこにも注目していただけたら嬉しいです。

寺本優佳役・原 優寧さん(以下、原):愛知公演4日間を終えて、元気いっぱいの優佳に私自身もすごく元気をもらいました。優佳を演じると原 優寧としての性格も元気いっぱいで明るくなりますし、優佳に出会ってから毎日がすごくハッピーで楽しくて。

東京公演でも、元気いっぱいの優佳をファンの皆さんや原作を応援してくださっている皆さんにたくさんお届けして、帰る時にはちょっとでも元気でハッピーな気持ちになっていただきたいです。

横田 文役・倉島杏実さん(以下、倉島):文ちゃんのことをより深く知りたいと思って、原作を見たりいっぱい調べたりしたんですけど、知れば知るほど自分との共通点をすごくいっぱい見つけられて。

キャストが発表された時に、私のファンや原作のファンの皆さんに、文ちゃんにすごくぴったりと言ってもらえることが多かったので、その期待に応えられるように東京公演も頑張りたいです。

愛知公演の感想を見たら「文ちゃん役の子からすごいレスが来て釣られそうになった」みたいに書いてくださっている方がいて。文ちゃんはアイドルが大好きで、ステージにすごく力を入れているので、私もその輝きを皆さんに届けられたらなと思っています。

市井舞菜役・大村 杏さん(以下、大村):私と舞菜ちゃんは真逆と言っていいほど性格が違っていて、どう表現すればいいのか最初はすごく悩みました。でも、舞菜ちゃんを演じるにつれて「お芝居ってすごく楽しい!」「表現するってすごく楽しい!」と感じられて、学ぶことが多い期間でした。

私も絆がすごく生まれた期間だなと思っていて、(ChamJamを演じる7人は)元々SKE48で一緒に活動しているメンバーではあるんですけど、7人で過ごす時間がすごく増えました。MCを考えたり、フォーメーションを話し合ったり、そういう時間がすごく楽しくて。

あと3日しかないのはすごく寂しいですが、今の私たちにしかできないChamJamがあると思いますので、東京公演もたくさんの方が観劇してくださると嬉しいです。

──改めて、皆さんの役どころや演じる上での想いをお聞かせください。

小林:えりぴよはまっすぐ舞菜のことしか見ていなくて、舞菜への愛をとにかく大声で叫びまくります。それによって、観に来てくださる皆さんが舞菜の可愛さに少しでも気づいてくれたら私は勝ちだなと思っていますので、“舞菜推しを増やす”を目標にやっていきたいです。

佐藤:れおちゃんは頑張っても報われないことがあるのを感じながらも、笑顔で周りに元気を届けていて。ファンの人をすごく大切にしていますし、「推す」「推される」の関係性をより描いてくれているキャラクターです。普段悩んでいる方にもすごく元気を与えてくれますので、私が演じるれおちゃんもパワーを届けられたらいいなと思います。

青木:空音ちゃんは過去に自分が経験したことを通して、メンバーに素敵な言葉をかけてくれます。その言葉は自分自身に言っているものでもあるので、そこを伝えていけたらいいなと思います。

野村:眞妃ちゃんは“セクシーイエロー”と言うだけありますから、眞妃ちゃんからセクシーさを学ぶために私も日常から立ち姿とかを意識しています。少しでもセクシーに見せられるにはどうしたらいいかなと頑張っているので、そこを見て欲しいです。

やっぱりゆめ莉とのシーンは多いのですが、眞妃ちゃんはすごく優しくて、自分よりも人のことを思いやる優しさが素敵なので、(ゆめ莉役の)愛菜ちゃんと一緒に優しく演技できたらいいなと思っています。

鈴木:ゆめ莉ちゃんはポジティブなタイプではないと思うんです。でも、眞妃ちゃんを筆頭にChamJamのメンバーに背中を押されて、「そうだよね、頑張ってみよう」とポジティブになっていく姿がとても印象的です。自分と似ているタイプではないんですけど、そうやって誰かの背中を押せる人になりたいなと思います。

原:優佳はファンの方のことが大好きで、ファンの方にもっと大好きになってもらいたいから頑張る!という純粋な気持ちのある子です。私もファンの方に「頑張ったね」とか「可愛かったよ」と言ってもらえたら、やったー!って嬉しくなって純粋に頑張れちゃうタイプなので、そこが似ている部分なのかなと思います。この舞台を通して、優佳のことをもっと大好きにさせたいなと思っています。

倉島:文ちゃんは小さい頃からアイドルに憧れていて。やっぱりアイドルって、先頭でキラキラ輝いていたり、歌割りが多かったりするメンバーが大勢の目に止まりますよね。文ちゃんもそこになりたいけど、なかなか人気が出なくて端っこでひたむきにアイドルを頑張っているんです。

私自身も小さい頃からアイドルに憧れを持っていて、端っこから頑張っていましたから、文ちゃんと重なる部分があります。空音に言葉をかけるシーンとか、本当に過去の自分や今の自分に重なりましたので、端でも輝いているアイドルはいるんだぞとたくさんの方に気づいてもらえたらいいなと思います。

大村:えりぴよさんと舞菜の関係性って本当に素敵だなって思います。こんな熱量で応援されるのはすごく幸せだろうし、これをご覧になっている皆さんにもきっと“推し”がいますよね。

舞菜ちゃんみたいに塩対応されたとしても、えりぴよさんみたいにすごく熱血的に応援すればいつか思いは通ずることが表現されているので、そこも注目していただけると嬉しいです。

 

稽古を通して仲良くなったキャストで「チームK V」が誕生!?

──普段のSKE48としての活動と舞台上でアイドルを演じることの違いや、パフォーマンスで気をつけていることを教えて下さい。

野村:私は“見え方”をすごく気にしています。普段SKE48で活動している時は、とにかく自分の素をありのままさらけ出すことや、「キラキラした私を見て!」って感じを意識しているんです。

でも、眞妃ちゃんをいつもの自分の感じでやってしまうと元気すぎちゃうので、みんながワイワイしている時でもツンとしていたり、腕や足を組んでいたり、大人っぽく見せることを意識して演じています。目線の使い方をちょっと流し目にするとか、口を大きく開けすぎないとか、角度にもすごく気を使っていますね。

原:私は正直、優佳とほぼ一緒というか。普段から元気いっぱいのパフォーマンスですし、性格も明るいし元気だしファンの人に大好きになってもらいたいし、本当に似ている部分が多いんです。

ただ、年齢はだいぶ離れていて、私は今24歳ですけど優佳は16歳ですから、普段の私を何倍も元気にした感じが優佳かなと思って。私は20歳でSKE48に入りましたが、もし16歳でSKE48に入っていたら優佳みたいな感じだったんじゃないかなと思います。

普段の私と近い感じで、より優佳の魅力が伝わるように舞台上で元気いっぱいに笑顔いっぱいに頑張っています。

大村:先程も言ったように、舞菜ちゃんとは私は真逆だなって思うところがたくさんあって。佇まいとか、声もそうです。私は声が低い方なので、舞菜ちゃんみたいにか弱い女の子らしい声を出すのはすごく苦戦しました。でも、全部違うからこそ演じるのが楽しいですし、新しい自分に出会えた気がします。

ダンスも、私はいつもめちゃくちゃ大汗をかきながら全力で踊るイメージを持たれている方が多いと思いますけど、舞菜ちゃんとしてすごく縮こまって踊ることを意識しました。ファンの方も幕が上がった時に「あずあず(大村さん)を探すのがすごく大変だった」と言ってくださったので、ちゃんと演じられているなって手応えはあります。

──小林さんは、SKE48のメンバーと稽古してみて印象的だったことはありましたか?

小林:SKE48のみんなと会う前に、メイクさんから、「SKEちゃんたちはみんなギャルだよ」と聞いていたんですよ(笑)。

7人:えー!(笑)

小林:なので、すごく怯えながら行ったんですけど、すごく明るくて可愛いまっすぐな子たちばっかりだったので、ひと安心しました。初稽古の時から台本を持たずにやっていて、みんな仕上げてきているのも印象的でしたね。

佐藤:逆に私たちの方がすごく引っ張られています。私たちは(このような舞台に)多くても2〜3回出たことがある感じで、演じることは未知の領域だったんです。頼りになる方がそばにいてくれて、一緒に稽古している姿を見るだけで「こういう風にやったらいいのか」とすごく吸収させていただきました。本当にありがたい存在です。

──愛知公演を経たからこその、東京公演での見どころはありますか?

佐藤:愛知公演をやっている中で、「ここの言い方は、本当はもうちょっと柔らかいかもしれない」といった、何回も演じたからこそ感じられたものがたくさんありました。メンバーも「今日は雰囲気を変えてきたな」と思うことがありましたし、愛知公演を観てくださった方は東京公演でも毎公演なにか違うものを感じてくださるんじゃないかと思います。

──3月1日(日)の公演は配信でも観ることができます。配信ならではの注目ポイントはどこでしょうか?

小林:配信なら全員が“最前列”で観られますから、皆さんに“最前を管理”していただいて(笑)、お家でも全力で盛り上がってくれたら嬉しいです。表情も近くで観られると思いますので、(えりぴよとして)ひとつひとつの舞菜の表情をぜひ見逃さないで欲しいです。

青木:例えば、空音なら「れおを尊敬している」とあるように、同じシーンでもChamJamのメンバー間で誰に対して目線を送っているかが違うんです。そういうところも配信では明確に伝わったいいなと思います。好きなセリフは皆さんそれぞれにあるでしょうから、画面の前で(遠慮せずに)叫んでいただけたら嬉しいです。

──今回の舞台を通して仲良くなった方とのエピソードがあれば教えて下さい。

小林:SKE48の皆さんは名古屋を中心に活動されていますけれど、普段東京で活動している私たちは自分たちを「東京組」と勝手に呼んでいて。愛知公演の稽古をしているときに、オタク組(くまさ役の小島ことりさん、基 悠希役の瓦谷龍之さん)とメイちゃん(メイ役の小山百代さん)と夏未(村井夏未役の河内美里さん)と私の5人でご飯に行くことが多かったです。

最近気づいたのですが、5人の頭文字ってみんな「K」なんですよ。「チームK」だなと思って活動させていただいております。(SKE48のチームK IIに対抗して)「チームK V(ファイブ)」です(笑)。よろしくお願いします。

原:私はこの舞台の期間に、愛菜さんと初めて2人でご飯に行けました。肉じゃがを東京で食べたんです(笑)。

大村:私は(小林)愛香さんとシール交換をしました。シールにハマっているのですが、「シール交換しましょう」と言いに行けなくて……。それをメンバーに話したら、愛菜さんと優寧が私を引っ張ってくれました。勇気を振り絞って「交換してください」と言ったら、次の日に大量のシールを持ってきてくださって交換できたのが、すごくいい思い出になりました。

佐藤:名古屋で稽古していた時なのですが、楽屋の前になかなか持ち帰れていなかったグッズ置き場があったんですね。そうしたら、基さん(瓦谷さん)がそこからアクスタを見つけ出して「これ、いただいてもいいですか?」と言っていて。空音のは基さんにあげて、私はくまささんに、あずあず(大村さん)はえりぴよさんに、それぞれのグッズをオタクの皆さんにあげました(笑)。

小林:いい思いしちゃってすいません(笑)。

──最後に、海外でも注目しているファンがいますので、将来的に海外でも上演されることを願ってメッセージをお願いします。

佐藤:『推し武道』はすごく沢山の方から愛されている作品ですし、舞台化が決まって本当にいろんな方からお声をいただけました。それが私たちもすごく頑張る活力になっています。

日本のみならず世界各国の方々に推していただいている、愛していただいていることへの恩返しをできたらなと思っているので、たくさんの方に舞台『推し武道』が元気をもらえる作品として届けられたら嬉しいです。

大村:SNSなどを見ていると結構海外の方からも反応があって、多くの人に愛されている作品だなと実感しました。お芝居は言葉も大事ですけど、仕草や体で表現するものだと思うので、(言葉の違う)どんな方が見ても伝わるものがすごくあるなと思います。

今は誰かを推すことが主流になっている時代ですし、どんな方にも刺さる作品だなと思うので、たくさんの方にもっともっと広まっていったら嬉しいです。

 

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[文・千葉研一]
 

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