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フランス激怒。ゴーン被告の退職金要求に「卑しい」「金の亡者」

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仏紙フィガロは13日、中東レバノンに逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が、仏自動車大手ルノーの会長職などを辞任した際の退職手当約25万ユーロ(約3000万円)の支払いを求め、昨年12月に仏労働裁判所に申し立てを行ったと読売新聞が報じている。

フィガロの取材に対しゴーン被告は、「ルノーでの私の辞任は茶番だ。退職に伴う全ての権利を要求する」と述べた。ルノーに対しては、年額約77万ユーロ(約9400万円)の年金や受け取っていない業績報酬の支払いも求めるという。

また時事通信は、仏テレビに14日出演した、フランス最大の労働組合、労働総同盟(CGT)のマルチネス書記長の言葉として、仏自動車大手ルノーに対して退職手当を要求している日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告を「卑しい」と非難したと伝えている。

マルチネス氏は「ゴーン被告はルノーで数万人を解雇した。雇用と業界をめちゃくちゃにしておきながら、ルノーをクビになった従業員のように労働裁判所へ行こうとしている」と指摘。「彼は人を見下す金持ちだ」と糾弾したという。

昨年1月、ゴーン被告の辞任を発表し、その後の取締役会で、退職手当などの支給を取りやめると決めていたルノー。今後の対応について「今はコメントしない」と述べている。

もはやゴーン被告の評判は崩れ落ちてしまったといっても過言ではないだろう。この退職金に関する報道を見る限りでは、搾り取れるところから金をせびろうとする、ただの金の亡者にしか見えない。会見では一方的に言いたいことだけを言い放ち、挙句の果てには金の要求。辣腕を振るったかつてのカルロス・ゴーンは、一体どこへ行ってしまったのだろうか?

ゴーン被告はレバノンで豪遊?

高額の保釈金をいとも簡単に放棄し、多くのメディアを集めて会見を開いたことで、自身の富裕ぶりと影響力の大きさを見せつけた、日産自動車前会長のカルロル・ゴーン被告。ただ、レバノンは深刻な金融危機に陥っているため、ゴーン被告は一週間当たり数百ドル前後しか現金を手に入れられない可能性があるとロイターは伝えている。

レバノンの金融経済は過去数十年の中でも最悪な状況。外貨不足に伴って自国通貨レバノンポンドは急落し、銀行は預金引き出しを厳しく制限しているのだ。

ゴーン被告も地元テレビのインタビューで、レバノンの銀行に海外から送金するつもりかと聞かれると「たとえレバノンに送金しても、知っての通り使うことはできない。私は全レバノン国民と同じくこの国の銀行に預金があり、週250ドルないし300ドルしか引き出せない。私が置かれた状況は全国民と同様だ」と認めている。

レバノンでは金融危機のために企業が解雇や減給、労働時間短縮に動いており、経済情勢が悪化すれば、貧困率が50%に達してもおかしくないと世界銀行が警告。こうした危機の一因は、根深い汚職や政府の放漫財政にあるといい、レバノンの公的債務は世界最悪クラスの水準にある。

フランス大使が陰謀を教えた?

こうした中、カルロス・ゴーン被告14日、ロイターのインタビューに応じ、被告が主張する日産による陰謀について、逮捕後間もなくフランス大使から耳にしたと明かしたという。

ゴーン被告は「正直に言って逮捕された時はショックだった。最初に依頼したことは日産に連絡して弁護士を送ってほしいということだった」と振り返り、「翌日、フランス大使が訪れ『日産が君に反旗を翻している』と打ち明けてくれた。それで私はすべてが陰謀だと気づいた」と語った。

世界中がゴーン被告をバッシング

自らの逮捕、解任劇について息巻いて見せた記者会見から一週間余り、ゴーン被告について同情論が薄れてきた感は否めない。ルノーに対して退職手当を要求したことで、フランスでも疑問の声が挙がり始めてきたが、ネット上ではどのような反応が見られるのだろうか?その声を拾ってみた。

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image by:Andrei Kholmov/Shutterstock

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