パラ水泳田中映伍選手 2種目で日本新記録 140人がパリへエール
茅ヶ崎市東海岸南在住の田中映伍選手(20・東洋大学2年)がフランス・パリで開催されたパラリンピックに競泳日本代表として出場し、2種目で日本記録を更新した。9月6日深夜にはパブリックビューイングが茅ヶ崎市役所分庁舎6階のコミュニティーホール集会室で開催され、市民ら約140人が大きな声援を送った。
パラリンピック初出場となる田中選手は、S5クラス(両下肢の障害や手足の欠損がある人などが対象)の男子100m自由形、男子50m背泳ぎ、男子50mバタフライのほか混合200mメドレーリレー(運動障害)の4種目に出場した。
100m自由形は8位に入り、50m背泳ぎでは、自身の日本記録を0秒37更新する36秒24で6位に入賞した。
6日は「最も得意」というバタフライでも順調に決勝に進出。パブリックビューイング会場に集まった約140人の市民が見守るなか、同種目でも日本記録を更新し、5位入賞を果たした。
茅ヶ崎市の佐藤光市長は「本人が目標としていた自己記録を更新したことを大変うれしく思っています。次の目標であるロスでのメダル獲得に向けて、頑張ってほしい」とコメントした。