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青森にも桜の季節到来!お花見後は弘前の喫茶店で一息つきませんか?♪

まるごと青森

青森にも桜の季節到来!お花見後は弘前の喫茶店で一息つきませんか?♪

 全国的に桜前線がいつもより早く北上し、今年は各地で少し早いお花見をした方も多いと思いますが、青森県にもようやく桜の季節がやってきました!
 桜の季節の訪れは、青森県民にとっても長い冬を越えた先に待っている楽しみの一つ。多くの県民がお花見を楽しみにしています。

 そんな青森県には全国的にも桜の名所と呼ばれるところがいくつかあるんです!
 今回は、そのうちの一つ!弘前公園……、は皆さんもご存知だと思うので、公園から徒歩十分圏内で行けるカフェ・喫茶店をご紹介したいと思います。

 最初にご紹介したいのは、弘前公園亀甲門から徒歩1分のcafe KITAMONさん。
 ご夫婦で営まれているこのお店は、洋食から和食まで幅広いメニューが揃っていて、桜のこの時期だけでなく一年中多くの人が通う地元の愛され店です。

 広い店内にはカウンターの他にゆったりした間隔で席が設けられ、リラックスして過ごすことができます。壁一面の本棚に並ぶ漫画や雑誌は圧巻で、これだけで地元の人も多くこのお店を訪れ、ここでの食事を楽しんでいるのだろうなとイメージできるほのぼのした雰囲気を感じました。

 今回頂いたのは、えび塩焼きそばとナポリタン。
 焼きそばのえびはぷりぷりで見た目もカラフルで絶品。季節限定というわけではなく、定期的にランチメニューになるそうなので、要チェックです!
 ナポリタンも細めのパスタに濃厚ソースが絡んで大満足でした!

 お店の大きな窓からは亀甲橋が見え、春は桜、夏は美しい緑、秋は紅葉、冬は真っ白な雪景色を眺めることができます。お店の白壁や柱が額縁のようで、窓からの景色がキャンパスに描かれた画みたいだなあとほっこりしました。どんな季節でも素敵な画になるお店です。

cafe KITAMON
青森県弘前市亀甲町90-1
0172-34-3652
営業時間:9:00~20:45(ラストオーダー20:30)
定休日:第1・3・5日曜

 続いては、こちら。
 下土手町の交差点坂を上がった角地にある旧弘前無尽社屋(三上ビル)一階に店舗を構える珈琲時代屋さん。

 なんとこの三上ビル、建物自体が貴重なもので、昭和2年建築の国登録有形文化財なんです!
 角地にそびえ立つ白壁の存在感と美しい歯飾り装飾の建物を眺めるだけでタイムスリップしたかのような気分になります。
 そんなビルの一階にある、昭和59年創業の時代屋さんの入り口もこれまたレトロでとっても素敵。

 可愛らしい猫の絵と共に描かれた「営業中」の木の看板にほっこりしながらワクワクした気持ちでドアを開けると、店主のママが笑顔で迎え入れてくれます。

 窓から入る春の日差しと一定のリズムを刻む古時計の音が心地よく、店内に入った瞬間にこのお店のファンになってしまいました。

 店内の注意書きは、かつてこのお店の上の階に入っていたデザイナー事務所の方が書いてくれたものだとか。独特のフォントが人目を惹き、それでいてお店の雰囲気にも合っていてときめきます。 

 また、いただいたコーヒーは一人一人に小さなお盆が用意され、シュガーとミルクも個別。どれもこれも可愛らしい上に、さりげないママのホスピタリティに感激でした。
 アップルパイもしっとりしていて甘さ控えめでコーヒーとの相性も抜群!ぜひご堪能あれ!

珈琲時代屋
青森県弘前市元寺町9
0172-35-9447
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜・月曜

 続いては、下土手町のビル2階にある煉瓦亭さん。
 昔ながらの黄色い看板を目印に趣のある階段をゆっくり上がっていくと、昭和49年創業の雰囲気抜群、イタリアンタイルと赤のソファが美しい内装が出迎えてくれます。

 テーブルに使われているイタリアンタイルは東京から、店内の大きなガラスは横浜から取り寄せたものなんだとか。そのこだわりが、お店に足を踏み入れた瞬間に感じる「エモい」に繋がっている気がして感動してしまいました。

 そして、店内の奥にはまた雰囲気が違う内装が広がっていてびっくり!
イタリアンタイルのテーブルはそのままに、黒のシックな丸テーブルと椅子がセンスよく配置され、とにかくかっこいいんです。さらに、その奥には楽器が立ち並ぶステージが!

 なんでもマスターの趣味で、かつてはこのステージでロックを演奏していたそうなんです。
 言われて見れば、店内にはエルビスプレスリーのポスターやマリリンモンローなど50年代のアメリカングッズが飾られていました。
演奏する人たちや曲に聴き入るお客さんのステップを踏む音やリズムが今すぐにでも床から伝わってきそうです。

 こちらで頂いたのは、アイスオレフロートとストロベリーヨーグルトサンデー。

 ソフトクリームのサンデーはよく見かけるけれど、ヨーグルトサンデーは珍しい気がしてマスターにお聞きしたところ、創業当時からあるものなんだそう。アイスの甘さとヨーグルトの爽やかさ、フルーツの瑞々しさがとても美味しかったです。

煉瓦亭
青森県弘前市土手町24
0172-35-9890
営業時間:11:00~17:00
(日によって異なるそうなので来店前に確認したほうがいいかもです!)
定休日なし

 最後にご紹介したいお店は、弘前の城下町が誇る夜の街・鍛冶町の一角にある純喫茶ルビアンさん。夜遅くまで営業しているところは鍛冶町ならではです。

 カウンターのステンドグラスはマスターが東京から買い付けたものなんだそう。ステンドグラスや色鮮やかな六角傘の照明、珈琲豆やパフェのグラスなどいろいろなものが所狭しと並んでいるのに、とにかく美しくて心が惹かれるカウンターです。

 異国の地にいるような、どこか懐かしいような不思議な感覚になり、頼んだ珈琲を飲みながらうっとりしてしまいました。

 カウンターにいらっしゃったマスターに勇気を出して話しかけてみると、たくさんのお話を聞かせてくださいました。存在感のある大きなサイフォンは、お店の名物水出しコーヒーで使うんだとか。今回は炭焼きコーヒーを頂いたので、次の楽しみにとっておこうと再来店を決めました。
 マスターの温かな人柄と心地良い津軽弁の訛り、独特なお店の雰囲気にコーヒーを片手にカウンターで語り合う常連さんのような気持ちになります。

純喫茶ルビアン
青森県弘前市鍛冶町4
0172-36-1823
営業時間:12:00~23:00
定休日なし

by じゃすみん

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