食の提供を通して縁をつなぐコミュニティーサロンへ「たつの子食堂」【印旛郡栄町】
2023年9月、(一社)栄町シルバー人材センター(旧酒直小学校)に、地域で採れた野菜を中心とした「安心安全な食」を提供するコミュニティー食堂がオープンしました。
構想から開店までわずか5カ月!
発起人の堤さんは、長年全国各地で地域活性化支援活動に携わってきました。
その経験から、農のまちでもあり、龍伝説で知られる「龍角寺」や、古墳群を有する歴史のまちでもある栄町には大きな可能性があると感じ、23年1月に移住してきました。
移住してひと月が過ぎた頃、栄町で「さかえ市民みゅーじかるの会」ほか多数の住民活動を長く続けてきた宇多さんと知り合いました。
栄町の「農」の豊かさに着目していた堤さんと、地域住民の憩いの場づくりを考えていた宇多さんの思いが合致。
「総菜のプロフェッショナル」塚﨑さんも加わり、瞬く間に「たつの子食堂」の活動母体「たつの子食堂研究会」が立ち上がりました。
そして23年8月、構想からわずか5カ月で食堂はプレオープンを迎えました。
メニューが増える食堂
食堂開催は毎月第2・第4日曜日30人限定の予約制です。
取材に伺った昨年12月24日のメニューは
1.色とりどりのカレーピラフ 2.野菜たっぷりポトフ 3.マカロニサラダ 4.にんじんラペ 5.エビいものデザート 6.にんじんグラッセ 7.豆腐クリームの一口ケーキ
の7品。
事前告知メニューより4品も増えました。
リピーターに請われて次回メニューを予告するようになったのですが「予告より品数が増えることがしばしばあります」とのこと。
というのも、近隣の農家さんから「これ使って」と突然うれしい差し入れを頂くこともあるからです。
メンバーには野菜ソムリエの本間さんもいるので急なメニュー変更もお手のものです。
龍のまちのコミュニティーサロンへ
「たつの子食堂」を、食の提供を通して農について考える場だけでなく、人が集い、旧交を温めたり、新しい縁をつないだりするコミュニティーサロンへと発展させていくため、まずはPRから、と昨年の12月24日はプロの歌手によるチャリティーライブを実施。
堤さんは「まだまだ仕掛けはあるのよ」とにんまり。
何が起こるのか楽しみです。(取材・執筆/明石鯛)
※問い合わせ 電話番号/090-6137-8334 太田 電話番号/090-2304-0570 大三川 電話番号/090-1215-0787 宇多