GRe4N BOYZが音楽と歯科医を続ける理由、改名に込めた思いとは?
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、5月29日の放送にボーカルグループ、GRe4N BOYZからHIDE、naviが登場した。20年以上の活動歴を持ち、今年3月にはGReeeeNから改名している。今回はメディアで顔を見せない理由や、改名に込めた思いなどを語った。
壇蜜「なぜ顔を出さないのか、というのをリスナーの方も知りたいと思います」
HIDE「我々、もともと歯科大でグループを結成しておりまして。歯医者になるために大学に集まったので『歯医者になる』というは、やらなきゃダメだよね、と。歯医者さんで音楽をやるのはいいけど、そこで有名になる、というのは患者さんにとって関係のない話かな、と思っていて。顔を隠して、歯医者は歯医者でやりますし、音楽は音楽でやっている、というかたちです」
壇蜜「そうしたら10社以上のレコード会社からオファーがあり。『一切顔を出さない』という条件なら、という無茶なことを言ってみた。それでもいいですよ、というレコード会社がいて、デビューにつながり……、ということですね」
国家試験の直前にもドラマ主題歌のオファーが来て、それを受けてヒット曲「キセキ」が生まれたという。一方でメンバー全員が歯科医師にもなれた。大竹がこの二足の草鞋について聞いた。
大竹まこと「歌と片方は、命にかかわるお仕事ですよね。両方続けてこられた、というのはどういった意味があったんですか?」
navi「僕らも親に歯科大に通わせてもらった。大変なことだと認識しているので、せっかくならせてもらった、というところと、自分たちが歯科の医師として歩んでいく中で、いろんな出会いと技術を更新するためには先輩の力、先生に教えてもらったこと、積み重なったものを手放せないといいますか。やり続けていくうちにまたどんどんいろんな出会いがあって、技術も更新していろんな方の助けになることができる、ということのすぐ近くにいたいな、という気持ちがあるのかもしれないです」
大竹「出会いの中には福島県で震災を経験されたことや、現場に携わったことも影響しているんですか?」
HIDE「そうですね。たまたまあのとき福島県にいましたし、そういう職業だったので、できることがあるなら、ということで参加させていただきました」
さらにグループ名の改名の理由についても聞いた。
壇蜜「今回、GRe4N BOYZと改名されました。これには理由があるんですか?」
HIDE「もともとGReeeeNという名前に『未完成であり続ける』みたいなことを掲げていまして」
大竹「グリーンはまだ緑だから、完成していないよ、というのを込められたわけですか」
HIDE「そうです。未完成なままで、という意味を込めているので、名前自体も変えていって、また新たな自分たちのクリエイティブというか、そういうのをつくっていけたらな、と思って名前を変えた、という感じです」
壇蜜「リセット感ってあります?」
navi「ありますね」
HIDE「不思議とあるんですよ。自分たち自身が『明日からこの名前です』と変わるわけじゃないですか。名前が変わると『あ、こういうこともやってみようかな』というのが、いままでもなかったわけじゃないんですけど、さらに意識するというか。名前によっていろんなかたちが変わっていく、というのはあるな、と思いますね」