「俺のものは俺のもの!」猫と“失せ物”エピソード【猫エッセイ】交通事故にあった猫を拾いました
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
おかーさんはよく物をどこに置いたか忘れます
『あれ、スマホどこやったっけ?』
『あの封筒テーブルに置いたはずなのに…』
よく物をどこに置いたのかを忘れてしまうのは、おかーさんの悪い癖。
昔から忘れっぽい性格なのですが、年々どんどんエスカレートしていて、自分自身が怖く感じたりするとかしないとか。(どっちやねん)
忙しさに日々追われていることにもきっと問題があるのでしょう…
猫たちをみているとそんなことを思い知らされます。
猫たちの自由さ、何にも縛られず、何にも囚われず…
ああ、なんて美しいんだ!!君たちは!!
とりあえず失せものに焦っている心を落ち着かせようと、ふとたまちゃんに視線をやると…
あんたが隠してたんかいーーーっ!!!
たまちゃんが悠々と、堂々と座るその下には、おかーさんが無くしたと思っていたスマホが下敷きに…!!
なんということでしょう…温めてくれたの?って、そんなわけないか…!!!
スマホしかりリモコンしかり、座り心地は決して良いはずがないのに、なぜ猫はそのうえでくつろぐのか。
…とりあえず、スマホが見つかってよかった!
そう思って、たまちゃんから抜き取ろうとした時…
俺のものは、俺のもの!!!
鋭い猫パンチ炸裂!!!
たまちゃんのテリトリー(腹の下)に入ったものは、
もうすでにたまちゃんのものなのでしょう…。(ジャイアンかよ…)
そういうところも、たまらなく好きなのです。
たまちゃん本日の一言
たまにはスマホ置いてゆっくりしたらどうや?
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111