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神戸港にワインが眠る!?フェリシモ『f winery』海底熟成ワインの引き上げに密着 神戸市

Kiss

4月10日、株式会社フェリシモ(本社:神戸市中央区)が運営する都市型小規模ワイナリー『f winery(エフワイナリー)』が、神戸港に沈めて「海底熟成」を行っているワインの引き上げを実施しました。

同ワイナリーによる海底熟成ワインの引き上げは今回で8回目。2025年3月7日に海底へ沈めた白ワイン「f winery no.126」と赤ワイン「f winery no.129」各150本のうち、それぞれ30本が引き上げられました。

残りの各120本は、新たに追加されるワイン各40本とともに再び海底へ沈められ、さらに1年間(合計2年間)熟成される予定です。

ワインが沈められていたのは新港第1突堤の先端部。当日14時より、クレーン車を使った引き上げ作業が行われました。

引き上げ開始から間もなく、ワインを詰めた籠が海中からゆっくりと姿を現します。

その様子は、まるで沈没船から宝箱を引き上げているかのよう。ロマンあふれる光景にわくわくします(笑)。

籠の様子に、1年という時間の長さを実感

ゆっくりと地上へ運ばれる籠には大量の海藻が絡みつき、中の様子はほとんどうかがえません。

作業員が籠を固定していたロープを切り外し、いよいよ開封へ。ワインのお披露目まであと少しです。

開封作業の途中には、籠の中からタコやカニ、アナゴなどの“海の生きもの”が飛び出す場面もあり、現場には驚きと笑いが広がりました(笑)。

引き上げ完了から十数分後、ついに籠が開封され、海底熟成ワインとご対面!

ボトルには海底の泥などが付着し一見すると汚れて見えますが、一本ずつビニールで密閉され、さらに開栓部にはワックスキャップが二重に施されるなど、厳重に封印されています。

引き上げたワインを回収した後は、新たに海へ沈めるワイン各40本を籠へと収容。

普段何気なく眺めている神戸港の海底にワインが眠っていると思うと、どこか不思議な感覚を覚えます

引き続き熟成を行うワインとともに、再び海底へと沈められました。

今後、神戸ウォーターフロントを訪れるたびに、暗い海の中で静かに熟成の時を重ねるワインに思いを馳せてしまいそうです。

海底熟成ワインは専門機関による検査を経て、安全性を確認した上で販売されています

引き上げイベント終了後には、過去に海底熟成されたワインの試飲も行われました。

※ここからは記者の個人的な感想です。

「f winery no.103」。左が海底熟成ワイン、右が同年に製造された海底熟成を行っていないワインです

まず白ワインを試すと、見た目では違いはほとんど感じられませんでしたが、香りには明確な差があり、海底熟成ワインの方がより強く感じられました。

口に含むと、海底熟成ワインは酸味がまろやかで、喉を通る際の刺激も控えめ。すっきりとした飲み口で、ワインに慣れていない人でも味の変化がはっきりと認識できると思います。

「f winery no.104」。こちらも左が海底熟成ワイン、右が同年に製造された海底熟成を行っていないワインです

赤ワインについては、未熟成の方が香りが強いように感じられましたが、飲み口は白ワイン同様、海底熟成によってまろやかさが増している印象を受けました。

海底熟成ワインは生産数に限りがあり、『f winery』で期間・数量限定で販売されています。販売情報は公式Instagramなどで発信されるので、興味のある人はチェックしてみてください。


場所
f winery(エフ ワイナリー)
(神戸市中央区新港町7-1)

営業時間
土日祝のみ
12:00〜19:00

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