Yahoo! JAPAN

ビーチでサメに襲われた8歳男児、脚を噛まれるも顔面パンチで撃退(タイ)

Techinsight

サメに襲われて立ち向かった男児(画像は『The Daily Star 2022年5月4日付「Boy, 8, punches shark in the face to survive horror beach attack」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット)

今月1日、タイのビーチで遊んでいた8歳男児がサメに襲われて30針を縫う大怪我をした。父親と一緒に海水浴を楽しんでいた男児は、突然得体の知れない大きな魚に脚を噛まれた。海洋生物の専門家がその傷を確認したところ、その歯形からブラックチップリーフシャーク(ツマグロ)かオオメジロザメのどちらかであることが判明したという。『Bangkok Post』などが伝えている。

タイのプーケットにあるカマラビーチで5月1日、ナパト・チャイヤラク・クリステンコ君(Napat Chaiyarak Christenko、8)が魚に襲われ、右のふくらはぎに長く深い切り傷を負った。

その日、父親と一緒に海水浴を楽しんでいたナパト君は突然、何かに脚を噛まれ大声で叫び始めたそうで、その声を聞いた両親は息子の脚から血が湧き出ているのを見て慌てて海から引きずり上げたという。

ナパト君は現場に駆けつけた救急隊員により応急処置を施された後、プーケットにある「バンコク・プーケット病院(Bangkok Hospital Phuket)」に搬送されて30針縫う治療を受けた。救急車の中では冷静さを保っていたナパト君だったが、医師の診察を受けた際に「今までで一番痛かった」と話していたそうだ。

そんなナパト君は警察に「痛みを感じて下を見たら、何か大きな魚に脚を噛まれていました。それで離れてほしくて顔を殴ったら、海の中に消えていきました」とのちに語っている。

傷口を診た医師は当初、体長80~120センチほどの肉食魚バラクーダ(オニカマス)に噛まれたのではないかと疑っていた。しかし海洋およびサメの専門家が傷痕を調べた結果、噛まれたのはアンダマン海に多く生息するブラックチップリーフシャークかオオメジロザメのどちらかだと断定された。

「プーケット海洋生物センター(Phuket Marine Biological Centre)」の所長であるコンキアット・キティワッタナウォン博士(Dr Kongkiat Kittiwattawong)は、次のように述べている。

「傷を確認すると上下の歯が両方とも使われていることが分かりました。これは間違いなくサメによるものです。今は繁殖期でサメは非常に凶暴です。餌を求めてやってきたサメはナパト君の脚を魚と間違えて噛みついたのかも知れませんね。通常は魚を餌とするサメですが、彼の脚が食べ物でないことが分かったので再び攻撃することはありませんでした。ナパト君はサメが襲ってきた時に顔を殴ったそうですから本当に勇敢です。」

この事故を受けて、カマラ地区警察は現場近くに警告標識を設置した。また監視員を配置することで観光客の安全確保に努めているという。

なおサメ被害の情報サイト「Shark Attack Data」によると1966年以降、タイでサメに攻撃される事故は11件発生しており、そのうち2件は致命的なものだったと公表されている。

画像は『The Daily Star 2022年5月4日付「Boy 8 punches shark in the face to survive horror beach attack」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

【関連記事】

おすすめの記事