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パリの朝食が800円台から!?渋谷「カタネベーカリー」の【モーニング】ボリューム&クオリティも大満足!

ウレぴあ総研

【カタネカフェ】 ドアの奥がベーカリー。その右手にカフェへの階段があります

『カタネベーカリー』(代々木上原)のオープンは朝7時。その30分後、ベーカリーの地下にある『カタネカフェ』が開店する。

【画像】渋谷・カタネベーカリー「焼きたてパンモーニング」が絶品!

オーナーシェフ片根大輔さんが午前2時すぎから作りはじめたパンを、コーヒーといっしょに食べさせてくれる。

「パリの朝食」(880円/以下すべて税込)をオーダーした。

4種類のパンに飲み物、バター、ジャム、小さなジュースがつくセットだ。飲み物はカフェオレを選んだ。

しぼりたての「小さなジュース」が絶品

女性スタッフがパンの盛り合わせと、追加で頼んだクロワッサン、小さなジュースを運んできた。

今日のジュースは甘夏、もちろん既製品ではない。注文後ハンドジューサーで1杯ずつ丁寧にしぼった「小さなジュース」だった。

「柑橘類があるときはしぼりたてをおだししています」

「小さなジュース」と命名したのは片根さんの謙遜であると同時に、自負心からだと思う。

既製品であれば、小さなジュースとは名付けないと思う。

しぼりたての、フレッシュジュースをゆっくりと飲み干した。甘夏特有の酸味が喉に心地良かった。

カフェの奥にある厨房では、片根さんの奥様(智子さん)がオレンジを切っている真っ最中。

その隣では、別の女性スタッフがドーナツにジャムをつめていた。

「うちは、パン工房と地下の厨房が連動しているんです。カフェでお出しするパンは1階で焼いてもらっているし、パンに用いる餡やクリームなどの副材料をここで作っています」

ところで、智子さんがいま切っているオレンジはどうするのだろうか。

「オランジュというデニッシュを作ります。無農薬のオレンジなので、皮もむだにしません。シロップで煮て、オレンジフランスというパンや焼き菓子などに使います」

カタネベーカリーでは、サステナビリティという言葉が使われはじめるずっと前から食べものをできる限り無駄にしない工夫をつづけてきた。

「パリの朝食」についてきたマーマレードも自家製のはずだ。

さあ、焼きたてのパンをいただこう

4種盛りのパンは、パンオショコラのほか、フランスパンと田舎パンとブリオッシュだった。

パンオショコラは生地がパリパリ。焼きたてだったらしく、まだ少し温かい。チョコレートのほのかな甘みが、舌にやさしかった。

「フランスパン」は香り豊かでサクサク。そのままでも十分おいしかったが、バターをぬっていただいた。

小麦の香りがただよう「田舎パン」もおいしい。素朴な味わいの田舎パンにマーマレードをぬって味わった。

「ブリオッシュ」はバターの香り豊か。バターとマーマレードをつけて味わわせてもらった。

開店から30分後の8時には、女性4名が朝食を食べていた。

自分と同じメニューを頼む人もいれば、別途スープ付き(1210円)をオーダーした人も。

パン好きにとって至福の朝食を

片根さんが午前2時すぎから作りはじめたパンと、小さなジュースとスープ。

カタネカフェは、パン好きにとって至福の朝食を提供している。近所に住みたいと思うのは私だけではないは
ずだ。

【店舗情報】カタネカフェ

◼︎住所:東京都渋谷区西原1-7-5 B1F
◼︎電話:03-3466-9834
◼︎営業時間:モーニングは7:30~11:30LO、ランチは11:30~14:00 LO、ベーカリーは7:00~15:00(日曜~14:00)
◼︎定休日:月曜、第1・3・5日曜とそれに続く火曜(夏季・冬季休暇あり)

(うまいめし/中島 茂信)

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