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薬味のイメージが強い『しそ』を飲み物にして楽しむべき理由とは。

オリーブオイルをひとまわし

薬味のイメージが強い『しそ』を飲み物にして楽しむべき理由とは。

「しそ」は、「和のハーブ」を代表する香味野菜の一つ。「青しそ(大葉)」は冷や奴やそうめんの薬味に、「赤しそ」は梅干し作りやふりかけの「ゆかり」に、と大活躍。普段は和食の名脇役といった存在だが、今回紹介するのは、しそが主役のドリンクだ。ジュース、お茶(ハーブティー)、スムージー、3タイプの楽しみ方をお届けしよう。

1.鮮やかルビー色のしそジュース

梅雨時になると出回り始める赤しそ。スーパーや青果店の店先に並ぶ茎が付いたままの赤しそは、まさに初夏の風物詩、といった感じ。自家製の梅干しを漬ける時にしか縁がないかと思いきや、最近はこれで作るジュースが大人気なのだ。甘酸っぱくて爽やか、目にも鮮やかなルビー色のしそジュース。作り方は意外にカンタン。早速チャレンジしてみよう。

【しそジュースの作り方】

材料は赤しそ、水、砂糖、クエン酸と、非常にシンプル。砂糖は上白糖をはじめ三温糖やザラメ、氷砂糖などお好みで。クエン酸はジュースの色を鮮やかにし、さっぱりとした味わいにするために必要なもの。掃除用のクエン酸ではなく、ドラッグストアなどにある食用のものを使う。手に入りにくい場合はレモン果汁やリンゴ酢などで代用することもできる。

覚えやすい量は、赤じそ:砂糖:水が1:2:4。赤じそが500gなら砂糖1kg、水2Lくらいを目安に好みで増減を。ただし砂糖を減らすとあまり日持ちしなくなるので、注意が必要だ。クエン酸やレモン汁、お酢の量は味見しながら好きな酸味になるよう大さじ1~2杯といったところ。また赤しそだけでなく青しそも少量加えると、風味がアップする。

作り方はじつにカンタン。まずは赤しその葉の部分だけを摘み、水でよく洗う。大きな鍋に水を入れ、沸騰したら赤しそを投入。再度沸騰したら弱火~中火で10分~15分程煮出し、ザルなどで濾す。濾した赤しその液に砂糖を加えて弱火で熱し、砂糖が溶けたら火から下ろす。粗熱が取れたところでクエン酸を加え、よく混ぜれば出来上がり。

赤しそは熱湯に入れると色が抜けて緑色になり、砂糖を入れた段階の液は暗い紫色。それがクエン酸を入れた瞬間、とても美しいルビー色に変化する。これはしその葉の色素、アントシアニンと酸性のクエン酸による化学反応(ちなみにアントシアニンは中性なら紫色、アルカリ性では青色)。理科の実験のようで面白く、葉を摘んだり、クエン酸を入れるところを任せたりして、子供と一緒に作るのも楽しそうだ。

【しそジュースの飲み方】

出来上がりは「しそシロップ」といった感じの甘さなので、水や炭酸で好きな濃さに割って楽しもう。好みの濃さに割ったジュースを型に入れて冷凍庫で凍らせれば、「アイスキャンディー」や「シャーベット」に。ゼラチンや寒天で固めれば「しそゼリー」に。原液をそのままアイスクリームやヨーグルト、かき氷にかけても美味しい。

【しそジュースの保存】

清潔な瓶や容器に入れ、冷蔵庫で保存を。砂糖の量が多くて保存状態がよければ1年保つが、基本的には1~3カ月で飲みきりたい。

2.しそを乾燥させて和のハーブティーしそ茶に

しそは比較的育てやすく、ベランダや家庭菜園で栽培している家庭も多いだろう。オンシーズンには「毎日収穫してもどんどん葉が増えて使い切れない」といった声をよく聞く。そんな時、大量に採れたしその保存も兼ねて作りたいのが「しそ茶」だ。

【乾燥しそ茶の作り方】

材料は赤しそ、青しそ、どちらでもOK。葉の部分だけを摘み、洗って水気を拭き取っておく。ザルや野菜乾燥用のカゴなどに広げ、カラカラに乾燥するまで天日干しに。天気のいい日なら一日で完成する。

【乾燥しそ茶の飲み方】

急須やティーポットに乾燥したしその葉を入れて熱湯を注ぎ、数分蒸らせば出来上がり。香り高くスッキリとした飲み口のしそ茶。夏場は冷やして飲むのもオススメだ。
また、乾燥した葉をミルミキサーやすり鉢で細かく砕き、岩塩を混ぜれば自家製のしそふりかけに。

【乾燥しそ茶の保存】

乾燥したしその葉はフタ付きの容器やファスナー付きの食品保存袋に入れ、冷暗所で保存。完全に乾いた状態で乾燥剤を一緒に入れれば次の年まで保つ。

3.しその栄養を丸ごと摂るならしそのスムージー

しそは非常に栄養価の高い野菜で、カルシウムやカリウム、またβカロテンやポリフェノールなど抗酸化作用があるとされる成分が多く含まれている。しその健康成分を丸ごと摂るなら、オススメはスムージーだ。
一度に5枚~10枚、大量にしそを使いつつ美味しく作るコツは、パワフルなしその風味に負けないフルーツを合わせること。
たとえば、香りの強いパイナップルやパパイヤ。爽やかな酸味とほのかな苦味をもつグレープフルーツや夏みかんとも相性がよい。
作り方はいたってシンプル。まず、しそを洗って細かくちぎる。しその繊維は強くて長く、そのままミキサーに入れると筋が切れずにひっかかってしまうからだ。フルーツは皮を除いて一口大に切って冷凍したものを、水、しそと合わせて容器に入れ、ミキサーやブレンダーで攪拌すれば出来上がり。水はヨーグルトや豆乳に替えても美味しい。甘味が欲しい時は蜂蜜を少々。バナナでほのかな甘味をプラスするのもオススメだ。

結論

薬味のイメージが強い青しそ、普段の食卓にはあまり使われない赤しそを、ドリンクで楽しむ方法を3タイプ紹介した。なかでも赤しそを使ったしそジュースは、しそが苦手な子供から大人まで、あらゆる世代に好まれる味わい。夏バテ対策としても人気のしそジュースを、ぜひお試しあれ。

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