神戸・北野メディウム邸が『真珠の館』にリニューアル!ヌン活や真珠加工体験が可能 神戸市
山本通りに面した異人館『北野メディウム邸』が、『真珠の館 KitanoMedium』(神戸市中央区)としてリニューアルオープンしました。明治20年ごろに建築された貿易商・スタデニック氏の私邸であり、伝統的建造物指定を受けています。『北野メディウム邸』はアフタヌーンティーが有名で、私も何回か訪れています。
外壁は今回のリニューアルに当たって再塗装され、白さが目にまぶしいほど。
1階はカフェ。2室に分かれていて、こちらは全席庭を臨むお部屋になっています。左側にあった大きなカウンターがなくなり、広々としています。
蓄音器が配されたカフェのもう一室。近隣のフラワーショップ「シールコ」が、ドライフラワーを部屋のいたるところへ設置しています。
「アフタヌーンティー」は6,500円(税込、要予約、2名~)。7種のスイーツとともに、「心を込めたハートのワッフルサラダ」や濃厚クラムチャウダーが供されます。
左上がクラムチャウダーとロールケーキ、右上がバターサンド、タルト、クランチ。左下がカヌレ、フィナンシェ、シュークリーム。
+500円(税込)で、ヨーグルトクリームが爽やかな真珠パフェも追加可能。
自家製練りきりの和メニューも誕生。アラザンや中の餡が洋風で、和洋折衷の趣です。
練りきりの中にはラズベリー餡がとろり。
また、2階が入場料500円を払えば見学可能になりました。レンタルスペースとして全館貸し切ることもできます。
こちらは新たに設置された見学スペース。札幌のドレスデザイナー・ヴァリアンヌさんのアート作品が展示されています。
今回設置されたヴァリアンヌさん作のフォトスポット。垂れ幕には真珠の館と書かれています。
こちら奥のテーブルで「真珠の加工体験」3,000円~(税込)をすることが可能です。
真珠の加工体験は、まず真珠を色や大きさでより分けることから。
最後に、専門の工具で真珠に穴をあけていきます。
穴をあけた真珠は、ネックレスやブローチへの加工が可能。
真珠の館について、建築史研究者の白数夏生さんからお話を伺いました。
白数さん「『真珠の館』では、異人館に多い下見板張りとベランダコロニアルという様式が使われています。外観に細長い板を横に複数張っている下身板張りは、アメリカ開拓時代に水車動力を使ってひとつの丸太から複数の板材を切り出して使ったところに始まります。また、現在の真珠加工エリアはもともと窓を張る前はバルコニーでした。前面にバルコニーを配するこの様式は、スペインやフランスの植民地でよく創られた形式で雨に対する防御になります。このようにアメリカやヨーロッパの様式が混ざり合っているのが神戸の異人館の特徴ですが、ここは特に当時の雰囲気が残されている建物です」。
ほとんどの異人館はさっと内部見学して終わりです。でもカフェや真珠加工体験で落ち着いてゆっくりと異人館に流れる風雅な時間と空間を楽しめる、貴重な異人館のひとつだと感じました。
場所
真珠の館 KitanoMedium
(神戸市中央区山本通2-9-19 旧スタデニック邸)
営業時間
月曜日、木曜~日曜日、祝日、祝前日、祝後日
12:00~18:00(L.O.)
火曜日
12:00~14:00(L.O.)
定休日
水曜日