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みうち雑貨店 ~ 岡山県内作家さんの作品と出会える。ときめきが詰まった美観地区の雑貨店

倉敷とことこ

みうち雑貨店 ~ 岡山県内作家さんの作品と出会える。ときめきが詰まった美観地区の雑貨店

自分好みのコーヒーカップやアクセサリーなどを手にすると、ワクワクしますよね。

そんなワクワクと出会える、小さな雑貨店が倉敷美観地区にあります。

木工、陶芸、ガラスなどさまざまな作品は、どれも岡山県内の作家さんが作られたものです。

店主がときめくものを集めた「みうち雑貨店」。

ときめく雑貨と、ときめきを伝えるみうち雑貨店の魅力を紹介します!

みうち雑貨店とは

みうち雑貨店は、倉敷美観地区の南側にある小さな雑貨店です。

歴史的町並みを守る、伝統的建造物保存地区にある建物。

店主の父親が経営していた理髪店の一部を改装し、2015年11月17日にオープンしました。

オープン当初は少なかった作品。5年経った2020年には作家さんも増え、店内いっぱいに並ぶようになりました。

「倉敷意匠」のマスキングテープや手ぬぐい、ガラス作品や木工作品などが並びます。

▼マスキングテープや手ぬぐいが並ぶ棚は、店主の実家に眠っていたタンスを使用。

▼お店の前の看板は、店主の娘さんがデザインしたものです。

作品と合わせて、あたたかみを感じる店主手書きのかわいいPOP(ポップ)もぜひ見てください。

約20人以上の作家さんの作品が常時並ぶ、みうち雑貨店。

みうち雑貨店で、筆者が気になったものを中心に紹介します。

ワクワクする心ときめく雑貨たち

やさしい温もりを感じる食器。原在加(ありか)さんの作品

筆者が取材させていただいた、真備町に工房を持つ原在加さんの作品。

土の温もりを感じる色合いと、動物をモチーフとした食器が特徴です。

動物たちのやわらかな表情に、ほっこりしますよ。

繊細な昆虫のオブジェから身近に使えるグラスまで。平井宏明(ひらい ひろあき)さんの作品

窓際の棚に並ぶとんぼやトカゲのガラス作品は、平井宏明さんの作品。

町を歩く観光客のかたが足を止めて、繊細なガラスのオブジェをじっくりと眺めていました。

店主さんおすすめ「星空グラス」は、ぜひ手に取って中をのぞいてみてください。

驚くほど軽いグラスを透かしてみると、星空を思わせる美しさがギュッとつまっています。

耐熱ガラスを使ったグラスやアクセサリー。吉田雄祐(よしだ ゆうすけ)さんの作品

銀河を閉じこめたようなガラスアクセサリーは、吉田雄祐さんの作品です。

上から見たり、光に透かして見たりすると、また違った表情を見せてくれます。

ガラスの玉の中に、渦巻き模様が見えますか?なんて細かいんでしょう!

取材した日、納品に来られた吉田雄祐さんにお会いできました。

お店で作家さんに偶然お会いできるのも嬉しいですね。

ひとつひとつ糸からつくる立体刺繍のアクセサリー。花と刺繍CoRte(コルテ)

糸から作った立体的なお花のアクセサリーが魅力な「花と刺繍CoRte(コルテ)」さん。

淡い紫色のラベンダーやオレンジ色のミモザのピアスやブローチなど。

落ち着いた色合いのものが多いので、年代問わず楽しめそうです。

繊細なビオラのミニブローチに惹かれて、購入しました。

シンプルなマスクにワンポイントとしてつけると、気分も思わずあがりますよ。

ひとつひとつ色も形も違うので、自分で手に取って選んでほしい」と言う、店主の山下泉さん。

美観地区で小さな雑貨店を始めたいきさつと、雑貨との出会いについて聞きました。

みうち雑貨店の店主・山下泉(やましたいずみ)さんインタビュー

美観地区の小さな雑貨店。はじめたキッカケについて

──美観地区でお店を始めたいきさつについて教えてください。

山下──
もともとこの店舗は、私の父が営んでいた理髪店でした。

その父が亡くなってから約4年が経ち、母の心の整理がついたころに、改装をして雑貨店としてお店を始めることにしました。

──雑貨店をはじめたのはなぜ?

山下──
人の技巧(ぎこう)が詰まっているものが好きだからですね。工業製品よりも、手作りのものは飽きないでしょう?

高価な芸術作品は鑑賞するだけでいいけれど、手ごろな価格で日常生活に使えるものが手元にあったらいいなぁと。

たとえば、木工房ねこの手さん。

作品を通して、猫が好きなかただとわかると思います。

細かい猫の表情が表現されていて、作り手の優しさが作品に出ていますよね。

また、繊細なかたが作ると、シャープな作品になります。

自分自身もシャープな作品に惹かれるときもあれば、さわやかなものを選ぶときもあって。

その日の気分によって選ぶものも変わりますね。

多趣味なので、木工やガラス、アクセサリーなど、自分がその時にときめいたものを選んで置いています。

──このお店に並ぶ作品は、山下さんのときめきセレクションですね。そのセレクションは、どうやって選んでいますか?

山下──
クラフト展や個展に行って、自分の好みに合った作品を実際に買って使ってみて、よかったものを選んで置かせてもらっています

今までは作家さんと出会う機会があったのでよかったです。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、今年(2020年)はイベントや展示が減っているのは残念ですね。

でも、この外出自粛の期間に地元のかたが美観地区に訪れて、「倉敷にこんなお店があったんだ」と知ってくれたかたがいて、よかったと思います。

お店をはじめて約5年。やりがいについて

──雑貨店をはじめて、もうすぐ5年(2020年9月現在)と聞きました。お店をやってよかったことなどお聞かせください。

山下──
大阪に住むかたがペンダントを購入し、その後その娘さんが来てくれて。

「母が購入したペンダントが素敵だったので、色違いが欲しくて来ました」と購入していただきました。私のお店を目当てに、倉敷へ来て下さったことが嬉しかったですね。

また、作家さんと作家さんのファンのかたが私のお店でたまたま会うことができ、お互いにすごく喜ばれたことがあって。

お客さんと作家さんをつなぐことができて、お店をやっていてよかったと思いました。

作家さんはいつもお客さんと接する機会があるわけではないので、作品の魅力を私が少しでも代弁できればと思っています。

そして、私のお店を訪れるだけではなく、倉敷美観地区のほかのお店をまわって、「倉敷を好き」って言ってくれる人が増えたらさらにうれしいです。

美観地区の好きなところについて

──美観地区の好きなところを教えてください。

山下──
迷路のような路地が好きですね。

私が子供の頃、鶴形山にあがる道も大通りを通るのではなくて、路地を探してあがっていくのが好きでした。

路地を歩くと、大通りとは違った奥深い魅力がありますよ。

今後について

──今後どんなことをしたいか、抱負など教えてください。

山下──
もうすぐオープンして5年(2020年9月現在)になるので、5周年を記念したミニ個展をしたいと考えています。

2020年の春からは、オンラインストアを始めてみました。

平日は観光客のかたが少ないので、新型コロナウイルス感染症が落ち着いて、これから徐々にひとが戻ってくればいいですね。

おわりに

伝統を残しながら新しい形で生き続ける、お客さんと作家さんをつなぐお店「みうち雑貨店」。

自分のお気に入りの作品を探してみたり、お土産やプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。

日常を彩る、素敵な作品に出会えるかもしれません。

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