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連休明けに教室に入りたがらないわが子。このまま不登校になってしまったらどうしよう……

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ゴールデンウィークが終わる頃には、新学期スタート当初の緊張感もなくなり学校生活に慣れ始める子どもたち。その一方で、ゴールデンウィーク後には、教室に入りたがらない子どもの姿がちらほら出始めます。筆者は教諭経験がありますが、現役時代の教育現場では、ゴールデンウィーク後の時期が子どもたちが教諭と共に乗り越えるべきひとつ壁だとも言われています。

なぜゴールデンウィーク明けは教室に入りづらいのか?

『せっかくゴールデンウィークゆっくりできたのに早起きつらい』


『まだクラスにちょこっとしかお友達いない』


『給食食べるの遅いからいや』


もちろん教室に入りづらくなる理由は子どもによって違います。しかし大人からみるとこんなことで!? と些細な理由であることも多いのです。でも子どもたちにとってはその些細なことこそが教室に入る気分をダウンさせてしまう原因となるのです。

授業、昼休み、掃除の時間、そして友だちとの関係性。学校生活で子どもたちがやるべきことはたくさんあります。そんな毎日にテンポよく対応することに疲れてしまう子どもは少なからずいます。今日はのんびりと教室で過ごしたいと思っていても「〇〇ちゃん遊ぼうよ!」と誘われたら断れないこともあるでしょう。子どもは子どもなりに相手への思いやりをもって考えています。

新学期から毎日フル回転で頑張ってきたけれど、「少しだけ休みたいな」と思うのがちょうどゴールデンウィーク明け頃なのですね。教室への足取りが重くなってしまい、場合によっては「今日は教室に入りたくない」となってしまうのです。

子どもにどんな声掛けをしたらいいんだろう


親としてはわが子の元気いっぱい登校する姿を想像したいところ。そのため、わが子から「教室に入りたくない」と言われてしまったら心配にもなりますよね。そんなとき親は子どもにどんな声掛けをすればよいのでしょうか?

『無理はしないでいいよ』


『ママ、パパにもそんなときあったかも』


『教室、今は入れないって言ってくれた勇気はすごい』


筆者の経験上の話ではありますが、子どもが教室に入りたがらないとき「頑張れ」と声を掛けるのはあまり効果がありませんでした。それよりも「すぐには教室に入れなくても大丈夫だよ」と声を掛けてあげることが子どもの気持ちをきっと軽くさせることが多かったのです。では、わが子が教室に入れなかったら学校を欠席させるしかないのでしょうか。

違う教室で、違う先生と過ごしてみる方法も


教室に入れなくなってしまったら、これまでとは違う方法で学校生活を過ごすことを考えてみるのもひとつの手です。学校には自分の教室のほかにたくさんの教室がありますし、担任のほかにもたくさんの先生がいます。教室に入れなさそうなら、空き教室で授業がない先生と過ごしてみることもできるでしょう。

しかし担任の先生になんと伝えればいいのか迷う親御さんもいますよね。そんなときは連絡帳にお子さんの今の状況を書いて担任に相談してみてください。子どものことを1番に考えてくれるのが担任の先生。今までの経験からそのようなときはこれがベストかもしれないと提案をしてくれるはずです。別教室や別の先生と過ごすことが可能かどうかは学校によりますが、それでも基本子どもが困った状況のときは、学校総出で子どもの悩みを共有して改善の方向に向けて動いてくれるようになっています。

ゆっくり過ごす時期があってもいい

『あれ、なんだかすっきりした』


筆者が教諭だったとき、ゴールデンウィーク明け、すっかり教室に入れなくなってしまった子どもが言ったひとことです。その生徒とは図書室で過ごすことが多かったのですが、何気ない話をしたりして楽しく過ごしました。1週間ぐらい経った頃、同じクラスの子どもがその子を心配して見に来るようになりました。そのことがきっかけで、教室に戻ってみようかと自分から行動し、再び教室にもどることができました。

子どもが教室に入りたがらないと、何かトラブルがあったのではないかと心配をするのは親としては当たり前のことですよね。でも子どもなりに頑張っている毎日の中で、頭や心、そして体が疲れてしまうことだってあるのです。大人になるにつれ、疲れたときは買い物をしたり好きな映画を見たりといった自分なりの発散方法もわかってくるものですが、まだまだ未熟な子どもたち。自分の疲れをうまく発散する方法がわからないのだと思います。それが「教室に行きたくない」という言動に現れるのでしょう。

教室に入れなかったらダメだと決めつけず、わが子が笑顔になれる場所で少し休憩をして復活を待ってあげるというのも大切なことですよね。

文・たろむらこわか 編集・一ノ瀬奈津

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