美しが丘中 街づくりチャレンジ 地域住民と交流イベント
美しが丘中学校3年生が3月5日、地域の人や近隣の小学生を招いて交流イベントを行った。
昨年度から企業家精神を学ぶ「アントレプレナーシップ」を導入している同校。3年生は今年度、福祉をテーマに企画を立て、グループごとに”会社運営”をしながら学びを進めてきた。
当日、1組はアロマキャンドルやチャーム制作を通した多世代交流、2組は中学校生活を疑似体験できるボードゲームを実施。3組は視覚障害を楽しく学ぶ目隠し迷路と気配切りに加え、環境問題に関心を持ってほしいと廃材を使ったキャンドル制作を行った。生徒は受付や接客、呼び込みなど、各々の得意分野を活かしてイベントを盛り上げていた。生徒の一人は、「楽しませる相手の存在を意識して準備するのは初めてで、難しいけれど面白い」と活動を振り返った。
今回の学習を中心になって進めてきた同校の渡邊一樹教諭は、「生徒が自発的に活動できるよう、指導を工夫している。生徒には、課題に対して常に問い続けること、受験勉強とは違う学びの経験を大事にしてほしい」と話していた。