Yahoo! JAPAN

【ガチ検証】「かつや」と「松のや」のカツ丼を食べ比べてみた → 全然違った

ロケットニュース24

最近、久しぶりに「かつや」でカツ丼を食べた。そもそもカツ丼がそこまで好きでない私だが、その時は率直に「意外と美味しいやん」と感じた次第だ。

そこで、これまた最近人生で初めて訪れた「松のや」のカツ丼と比較してみることに。結果的に両者のカツ丼は「別物」と言っていいのかもしれない。

・かつやと松のや

私の生活圏には多くの「かつや」がある。かつやを見かけるたびに同じ系列の「岡もと」と「からやま」を増やさんかい!と思っているのだが、どちらも都心部ではそう店舗が多くないのが実情だ。

とはいえ「かつや」の前を通りかかると、やはり安定して繁盛しているご様子。さほどカツ丼を求めていない私と相性が悪いだけで「かつや」自体が優良なお店であることに異論は無い。

一方、最近初めて訪れた「松のや」ではスタンダードな「ロースかつ定食」が630円であることに衝撃を受けた。味もしっかりトンカツで「松のや、侮れない」というのが私の第一印象である。

・カツ丼食べ比べ

さて、どちらも「とんかつ」をメインにしているお店であり、当然ながら「カツ丼」も取り扱われている。特に「かつや」での立ち位置は“メインイベンター”と考えていいだろう。

かつやで最安値の「カツ丼(梅)」は649円。そして松のやの「ロースかつ丼」は670円。その両方を1日のうちに食べ比べしてみることにした。

まずは松のやの「ロースかつ丼」からいただくと、肉の厚みも適度にありりつつ、衣のサクサクとした食感も保たれている。タマゴは半熟系で、薄切りの玉ねぎも多めに入っていた。

最大の特徴は甘さよりも塩分を立たせた割り下で、ご飯よりもカツに合わせた味付けになっている。総合的には標準的なカツ丼であるが、1つだけあるなら豚肉そのものの旨味や甘さが弱めであった。

・全然違う

お次に「かつや」のカツ丼(梅)はというと、肉の厚みも衣のサクサク感も、そして薄切りの玉ねぎも三つ葉も「松のや」とほぼ一緒。三つ葉は若干寂しかったが、トロトロ仕上げも松のやとさほど変わらない。

ただし、味付けはかなり違っていて「かつや」の割り下は、塩分よりも甘さが強い。好みにもよるが、個人的にライスにより合うのは「かつや」の味付けであった。

そして何より“豚肉そのものの味”が感じられたことが大きく違う。1発勝負なので脂が多い・少ないなどの個体差である可能性は否定できないが、豚肉の味が強かったのは「かつや」だ。

つまり「甘さ控えめのソリッド系カツ丼」が松のやであり、「甘めの万人受け系カツ丼」がかつやといったところだろうか? 同じ価格帯のカツ丼ではあるが「全然違う」というのが今回の感想だ。

・ナイス環境

見方を変えれば「違う系統のカツ丼が味わえる」ということにもなるので、消費者にとっては恵まれた環境なのかもしれない。ただ現段階では「かつやに一日の長がある」と個人的には感じた。

というわけで、かつやと松のやの「カツ丼食べ比べ」をご覧いただいた。1つだけ確実に言えるのは、懐が寂しい昨今は特に「どちらもマジでありがたいお店」ということである。

参考リンク:かつや 、 松のや
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

【関連記事】

おすすめの記事