個性的な店が集うリノベ商店長屋のたまごサンド専門店【たまご日和】高級卵たっぷり! 至福の濃厚サンドウィッチ
2025年5月にオープンした高岡市のたまごサンド専門店「たまご日和」。
高級卵をたっぷり使った濃厚な卵サラダを、ふわっふわの食パンに挟んだ分厚いサンドウィッチは、一度食べるとやみつきになるような格別の味わいです。
高岡まちなかの小さな小さな商店街
「たまご日和」があるのは高岡市のまちなか、坂下町の交差点。まちのシンボル・高岡大仏から約250m、路面電車の万葉線が走る国道156号へと坂を下りてきた場所です。
この交差点の角にあるのが、空き家となっていた長屋を改装した「サカサカ」。年季が感じられる柱や梁にかつての商店長屋の趣きを残しながら、スタイリッシュにリノベーションされています。
「たまご日和」は、サカサカの2階。交差点に面した窓の黄色いディスプレイが目を引きます。
手前の道路から階段をのぼった左手側にあります。
ちなみに「サカサカ」にはこのほかにも、焼き鳥店や窯焼きのピザ店、コーヒーショップに美容室など、さまざまなショップが集まっていて、さながら小さな商店街のような感じです。
長屋をリノベ 開放的だけど落ち着く雰囲気
店内も、天井の梁などほどよく長屋の趣きが残ります。
大きく通りに開けた窓が開放的で、人や車が行き交うまちなみを間近に臨むことができます。全体的にシックにまとまった雰囲気で落ち着いて過ごせそう。
大きなテーブルでイートインしても、テイクアウトしてもOK。外にはテラス席もあるので、晴れた日は秋の風を感じつつピクニック気分も味わえそうです。
真っ赤な卵をたっぷり使った極上サンド
メニュー表にはたまごサンドのほかに、たまごロールや目玉焼きがメインのプレートなどが並びます。
写真を見てまず驚くのが、卵の黄身の色。もはや黄身を通り越して「赤身」とも言えそうなほど鮮やかな濃い色をしています。こちらは写真の色を補正しているわけではなく、青森県産のブランド卵「十六代真っ赤卵(まっからん)」という卵が持つそのままの色だそう。
ちなみに、1個100円ほどもする高級卵なんだとか…!
まろやかなコクと旨みを堪能! たまごサンド
そんな卵をたっぷり使ったサンドがこちら。今回は甘辛い牛肉を合わせたアレンジ版をいただきました。
1人前になんと卵を3個ほど使用しているそうで、ずっしりと重く、両手で持ってもこぼれそうなボリューム感です。でも、ひと口頬張ってみるとホワホワととろけそうな食感で、思わずうっとり。
濃厚なオレンジ色のたまごサラダと甘辛い牛肉が合わさって、すき焼きのような豊かな味わいに。
肉のうまみ、たまごのまろやかなコク、ふわふわ食パンの小麦の香り…すべてが絶妙なバランスでマッチした格別なたまごサンド。今まで食べたことのない味です。
たまごサラダは、濃厚な黄身のうまみはもちろん、しっかりと存在感のある白身の残り方がなんとも絶妙。大量のゆで卵をスタッフが手作業でつぶして、たまご本来の味が引き立つようシンプルに味付けしているそうです。
食パンもしっかり厚みがあり、半分でもおなかにしっかりたまるので、持ち帰ったり2人でシェアしたりするのもよさそう。
ドリンク&スイーツメニューも注目
まったり濃密“飲むバナナ”
こちらはバナナをまるごと1本以上使用したバナナジュース。
もったりと濃厚な風味が楽しめるんですが…たまごサンドと一緒に味わうと一変。さわやかで軽やかな味わいに!
単品でも、フードとセットでも楽しめる濃密ドリンクです。
この秋登場! おやつにぴったり手作りパイ
10月から新登場のメニューもありました。その名も「15時のおやつパイ」。
サクサクでふわっと軽いパイの中にあんこと求肥が入った手作りパイは、名前の通り、おやつにぴったり。
ノーマルは630円、栗入りは680円です。
中には栗がゴロッとふたつ。ほんのり香るバターの風味と、ぎゅっと詰まったあんこ、ホクホクの栗が互いの味を引き立てあって食べる手が止まりません。
コーヒーにもお茶にも合う、洋と和の絶妙なバランス。大きめサイズで食べごたえもばっちりです。
ちなみに栗入りのほうは期間限定で、10月いっぱいの販売。11月からはスイートポテトパイを予定しているそうです。そちらも楽しみ!
サンドウィッチのメニューも近日中に追加される予定だとか。看板メニューのたまごサンドはそのままに、BLTサンドなどが増えるそうです。
万葉線や車が行き交う高岡のまちを眺めつつ、のんびりと過ごせる「たまご日和」。今後の進化にも注目ですね。
【たまご日和】
住所 富山県高岡市坂下町86-1サカサカ2階
営業時間 9:30~16:30
定休日 年中無休