「渋谷」「神泉」間の前面展望はトンネルなので撮影できません【駅ぶら】06京王電鉄380 井の頭線11
※2024年1月撮影
トップ画像は「井の頭線渋谷駅西口」。西口を紹介していなかったので、こちらから「神泉駅」にむかう電車に乗ります。筆者の記憶では、昔はこの上は井の頭線のガードで、以前のホームはもっとJR側にありました。
ホームに上がると「吉祥寺行」電車が出発した直後でした。
※2024年1月撮影
かつては、見えているトンネルからホームまで150メートルほど距離がありました。かなりホームが「吉祥寺駅」側に移設延長されたのです。
※2024年1月撮影
前面展望は、トンネル区間で撮影できませんでした。「渋谷駅」から「神泉駅」の駅間は0.6km。
「神泉駅」到着の直前にトンネルから出ましたが、またすぐにトンネル内のホームに入ったのでコンデジのフルオートでは撮影が間に合いませんでした。下の写真は「神泉駅」下りホームの終端部です。
※2024年1月撮影
筆者の記憶ですが、長い間「神泉駅」では「吉祥寺駅」側2両の車両ドアは開かなかった事を覚えています。
現在はホームがトンネル内に延長されています。下車した「各駅停車吉祥寺行」が出発しました。ホームドアは完成目前の様です。(編集部注:取材後、2024年2月頃から供用が始まりました)
※2024年1月撮影
下りホーム駅名標。駅番号は“IN 02”です。ホームの幅が広くないので上りホームから撮った写真です。
※2024年1月撮影
駅は、1933年(昭和8年)帝都電鉄が開業。帝都電鉄は小田急電鉄、戦時下には東急電鉄と合併しました。戦後「井の頭線」は「京王帝都電鉄」の経営となります。1990年代にホーム延伸と新駅舎が完成しています。
ホームから「渋谷駅」側。すぐにトンネルに入ります。
※2024年1月撮影
階上の改札口を出ます。正面の店舗は「店内改装・拡張のため休業」となっていました。
※2024年1月撮影
改札の外から。
※2024年1月撮影
きっぷ運賃表。
※2024年1月撮影
筆者は小学2年生(1963年)から大学4年生(1977年)まで「久我山駅」を使っていました。14年間にわたって「井の頭線」が公共交通機関の出発点だったのです。
「神泉駅」も学生時代によく降りた駅でした。(後述します)
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)